皿を覆うカバーを紫外線で殺菌する装置を導入
回転すし大手のくら寿司は27日、レーンを流れる皿を覆うプラスチックカバーを紫外線で殺菌する装置を導入したと発表した。カバーそのものも抗菌効果のある素材に切り替える。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、店内の衛生対策を強化する。同日開業した「なんば日本橋店」(大阪市)を皮切りに国内で順次、導入する。
殺菌装置は客席から見えない厨房に設置した。寿司皿がレーンを1周するたびに約10秒間、近紫外線を照射する。飛沫や汚れを殺菌する効果が期待できる。カバーは紫外線を通さない素材のため寿司の品質には影響はないという。従来はアルコールで拭いて消毒をしていた。
なんば日本橋店は新型コロナ対策のモデル店舗の位置づけだ。予約受付から皿の枚数の集計、会計まで接客を自動化するシステムの導入などの感染防止対策を進める。