新型コロナウイルスについて、２７日に東京で確認された感染者は１３１人で、７日ぶりに２００人を下回りました。連休で検査数が少ないことが背景にあるようですが、「ＧｏＴｏキャンペーン」が始まって初の連休の人出は意外な結果が出ました。

　「陽性者は１３１名、検査数が８６４件。この休みの期間で少し低調になっております」（小池百合子都知事）

　２７日、都内で感染が確認されたのは１３１人。小池知事は４連休で検査の数が少ない結果であるとし、重症者が１９人に上っていることに危機感を表しました。

　一方、「ＧｏＴｏキャンペーン」後、初の連休明けの東京。街で聞かれたのは不安の声でした。

　「（４連休は）ずっと家にいました。なんか外に出るの怖いなと思って」（街の人）
　「若者の感染者が多いということで、私たちもきょう新宿にいるんですけど、夜になるまでには帰ろうかなという意識で集まりました」（街の人）

　４連休、どれほどの人が街に出たか、２６日の街の人の流れを先週の日曜日と比べてみると、渋谷センター街や歌舞伎町では人が減少。また、観光地では、北海道の小樽や京都の嵐山で３０％以上、人が減りました。一方、首都圏の観光地は、東京のお台場や静岡の熱海温泉、神奈川の江の島エリアで１０％以上、人が増えました。

　一方、交通機関の４連休の利用客は空の便で、前の年の同じ時期と比べ、全日空は３割、日本航空は４割、鉄道ではＪＲ東日本で、新幹線の指定席予約状況が３割程度にとどまったということです。