NTTドコモなど携帯大手3社は27日、25歳以下の学生らのデータ通信料を一部無償化する取り組みについて、期間を8月末まで再延長すると発表した。月50ギガ(ギガは10億)バイトを上限にデータ容量の追加購入に必要な費用を取らない。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、学生らのオンライン授業を支援する。
NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの3社が同日明らかにした。データ容量を追加購入する場合は通常1ギガバイト当たり1千円かかる。3社は全国の25歳以下の契約者や利用者を一律に対象とし、スマートフォンなどのデータ容量の追加購入に必要な料金を無料としている。8月末以降については期間を延長しない方針という。
携帯3社は4月に、学生らの通信料を軽減する取り組みを始め、対象期間を延長してきた。新型コロナでオンライン授業を行う教育機関が増えるなか、学生らの通信費負担を軽減する狙い。KDDIとソフトバンクは、スマホ経由でノートパソコンなどをインターネットに接続する「テザリング」の利用料も無料にしている。