長野県内では26日、4人が新型コロナに感染していることがわかり、感染者は累計で92人になりました。このうち1人は医療従事者で、病院は院内で接触した人などを調べています。

駒ヶ根市の昭和伊南総合病院は、26日夜、内科系の病棟で患者をケアする30代男性の感染を確認したと発表しました。病院によりますと、24日に37度2分の発熱、倦怠感と咳などの症状があり、26日、病院の「抗原検査」で「陽性」とわかりました。症状が出た当日は勤務日、翌日25日も夜勤に入っていたということです。保健所や病院が患者や他の職員との接触状況を調べています。

昭和伊南総合病院・村岡紳介院長:

「一番気がかりなのは院内感染に結びつくかどうか。(本人は)『もともと平熱高い』と言っていたそうであまり自覚していなかった。今となっては対応が甘かった」

職員は医師ではなく、マスクなど対策をして勤務していましたが、病院は全ての接触者に検査を行うとしています。また、発症前に県外との往来はなく感染経路は不明で、県は、現時点の「濃厚接触者」である家族と知人あわせて22人全員にPCR検査を実施します。

病院はきょうから当面入院患者への面会を禁止しますが、外来診療などは通常通り行っています。