福井県は26日、県内で新たに女性2人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。複数の感染者の確認は4月21日以来。

感染者のうち1人は坂井市に住む30代の女性看護師で県立病院の一般病棟で勤務している。先日感染が発表された20代男性の妻で濃厚接触者として症状のなかった24日にPCR検査を受けて陰性だったが、25日になって倦怠感などの症状があり再検査で陽性と判明した。軽症ということ。症状が出る前の20日が最後の勤務日のため県は「院内感染の可能性は低いが、病棟の入院患者や医師、看護師の健康観察を続ける」としている。

もう1人は福井市の20代女性で7月11日から13日まで兵庫県の実家に帰り、食事などで外出していた。17日から倦怠感などを覚え、26日に陽性と分かった。症状は軽いということ。この女性は福井市大手にある飲食店のパート従業員で濃厚接触者の夫と従業員2人にPCR検査が行われる。