環境問題学習会

「環境問題を理解するための基礎知識入門」

 

 現代は「環境の時代」と言われ、私達は漠然とした不安の中、自分達のため、子供達のため、あるいは子孫のことも意識して、世の中が少しでも良い方向に向かうために、自分にも何かできないものかと、それぞれ忙しい中、色々調べたり行動したりします。しかし実際のところ、それがどれほどの意味を持つのか、あるいはどれほど「間違いないこと」なのかと言えば、人によってはほとんど反対のことを言っていたり、「正直よく分からない」ということも少なくないと思います。

この学習会では、「人間の知識の限界」ということを一つのキーワードに、環境問題における基本的な背景を認識した上で、実際の色々な「考え方」に接した場合、「それは本当かなあ」という疑問をどのような考え方によって検討し、「どの程度」行動に取り入れるのかという観点から、基礎知識や基本的な考え方を学習していきたいと思います。

 なお、基本的に「初心者の方」を対象としておりますので、学びたいという意欲さえあれば、どなたでもご参加いただけます。一人でも多くの方のご参加を、心からお待ちしております。

 

日程および内容(未定の予定は順次お知らせします。連続参加できない場合はお問合せ下さい)

第1回(6/30):「この学習会の目指すもの」環境問題の基本的背景、学習会で扱う範囲など

第2回(7/7):「地球的歴史の中での現代」過去の地球環境変動、現代の位置付けなど

第3回(7/21):「この物質世界の基礎」環境問題を考えるための化学的知識の基礎など

第4回(8/11):「物質は世界を巡る」物質循環の基本的な考え方、リサイクルの限界など

第5回(9/1):「正の生産と負の生産」負の生産(環境への影響)の予測の困難さなど

第6回(9/29):「身の回りにある危険」毒性学入門、ダイオキシン、環境ホルモンなど

第7回(10/20):「科学的議論に接したとき」科学的議論を自ら検証する必要性など

第8回(11/10):「不確実性による合意の困難さ」現実の対策の確からしさに関する考察など

第9回(12/1):「私たちは何をするべきか」道具としての学問、学び続けることの重要性など

 

会場および時刻

大和高田市・葛城コミュニティーセンター(TEL 0745-23-8001)、土曜日AM10001130

 

講師(主催者)プロフィール

大屋 渡/昭和46年生、三重県名張市出身。北海道大学大学院地球環境科学研究科 博士前期課程修了、元(株)某研究所 某係長(ダイオキシン類分析グループ長)。※HP上では公表を控えます

環境計量士、公害防止管理者(ダイオキシン類)。

 

定員および参加費

20名程度、会場費などの実費(数百円程度)を実施ごとに集金いたします。

 

お申し込み先Eメール可、wohya@bekkoame.ne.jpまで)

 大屋(0745-23-6077)まで。人数に余裕がある限り、随時受け付けいたします。