たったひとつの後悔

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子どもたちを、過熱する報道から守るため

記者会見を開きました。記者の方も

「会見を開くので、個別の取材は遠慮いただきたい」

という当方の要請を守ってくださいました。

ありがとうございます。

 

会見を終え、ようやくお弁当を3分の1ほど食べることができ

二時間ほど眠りました。そしてようやく、声をあげて泣く

ことができました。

 

アスペルガー症候群をもつ夫と結婚し、こちらの気持ちを

察したり、深く読み取ったり、空気を読んだりすることができ

ず、約束も守れないため、本当に苦労しました。ただ体の

相性だけはとてもよかったので、最後の晩、抱き合えばよか

ったと、たった一つの後悔を感じています。

 

いつもはこんなことはやらないのですが、22日の晩

なぜだか胸騒ぎがして、夫を独りにしてはいけない

気がして、23時半頃、名取のクリニックに帰宅しました。

泉から名取までの間、大音量で、中島みゆきさんの

CDを聞きました。帰宅すると夫は寝ていて、安心

しました。先に私が風呂に入り、夫に風呂に入るよう

促し、一緒に晩酌しようと思っていたのだけど、疲れて

先に寝てしまいました。最後の晩になるとわかって

いたら、朝まで抱き合ったのに。幸せがあたりまえに

続くと思ってはいけませんね。

 

家族四人そろった場に、家宅捜索が入ったので、

夫と最後の別れをすることができました。私が

重大すぎる事実を受け入れて、前に進むこと

やるべきことができているのは、虫の知らせの

おかげで、最後の別れができたからなんでしょう。

 

独りの女性としては、最後の最後まで、寂しい思いを

させられ「おおばかやろー」という感じ。こんなことに

なるなら、もっともっと抱き合っておけばよかったです。