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 7月に入り、新型コロナウイルスの感染者数が都市部を中心に顕著に増加している。政府や東京都がその理由として説明してきたのが、検査数の増加だ。確かに検査数は一時期に比べて大幅に増えた。だが、検査数が増えれば一般的に下がると考えられる陽性率も上昇し続けているのが今の実態だ。

 東京都のデータによると、過去7日間平均(移動平均)の検査数は2日に2千人を超え、13日には3千人を超えた。陽性率は緊急事態宣言が解除された5月下旬は1%以下だったが、その後徐々に上がり、7月1日に3・9%、21日には6・7%になった。

 大阪府では24日に陽性率が13%に達し、5月21日に緊急事態宣言が解除されて以降最高の値に。7日間平均でみても24日時点で8・0%と、感染が拡大した3月下旬の水準に迫る。

 政府の分科会などが開かれた22日の会見で、西村康稔経済再生相は「数だけをみると増えているが、検査数も増えている」と説明した。グローバルヘルスケアクリニックの水野泰孝院長は、接待を伴う飲食店の従業員らの集団検査が陽性率を押し上げている可能性はあると指摘。一方、感染経路が分からない人や感染者の年齢層が広がってきたことも併せると、「急激ではないものの市中に感染は広がっている」と分析する。

 重症者数の増加も顕著だ。23…

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