2020年07月24日 15時00分 公開
顔面に大ケガ...女優人生の危機から美保純を救った名優の一言とは
7月18日の「サワコの朝」のゲストは、女優の美保純さん。「男はつらいよ」、「北の国から」、「あまちゃん」など数々の名作に出演。国民的作品に欠かせない個性派女優として活躍してきました。しかし、29歳の時に交通事故に遭った美保さんは、顔に大怪我を負ったことから仕事を失い女優人生の危機に…。どん底に落ちた美保さんが当時の胸の内を語ったほか、「北の国から」で共演した田中邦衛さんとの面白エピソードを披露してくれました。
アフロに変身!?"ディスコ"に目覚めた中学時代
「男はつらいよ」、「北の国から」など数々の名作に出演し、国民的作品に欠かせない個性派女優として活躍してきた美保さん。2013年に出演したN H K連続テレビ小説「あまちゃん」の話では、「なんでだか知らないけど、すっごい潜れるらしいって噂が流れて起用されたみたい(笑)」と出演のきっかけに触れると、実際は噂ほど潜れなかったと明かし、撮影に向けとても鍛錬したと話しました。さらに「私は、飛び込みをあまりやったことがないんですよね。でも、お芝居であったんですよ。飛び込むっていうとこが。ええっ!?小学校以来やったことないって思ったけど、やったらちゃんと飛び込んでいましたね」と、お芝居には持ち前の運動神経も生かされたそう。そして「あの役は、お化粧を気にする女優さんは出られないじゃない?眉毛も取れちゃうから」と切り出し、美保さんには、水で濡れてどうしようもなくなってもO Kという『あまちゃん』出演に不可欠な覚悟があったと話しました。
そんな美保さんは、中学生時代に"ディスコ"に目覚めディスコクイーンとして知られるドナ・サマーに憧れていたそう。未成年のためディスコを訪れることはなかったものの、音楽部の部長になり、ディスコミュージックの楽しさを皆に訴えていたと振り返りました。そんな中、聴いて楽しむだけでなく、髪型にも"ディスコ感"を求めた美保さんは「絶対ロングアフロかけようと思ったんですよ」と床屋さんを訪れたと話し、「アフロにしてくださいって言ったらパンチパーマの強いやつになっちゃった(笑)」と、まさかの"爆発ヘアー"に変身した過去を笑いながら話し、当時を懐かしみました。
白いTシャツが真っ赤に...女優人生を揺るがした交通事故からの復活
美保さんが、故郷・静岡県から上京したのは19歳の時。「"絶対に自活できないからあいつは。泣いて帰ってくるぞ"って皆で言ってたみたい」と話す美保さんですが、周囲の予想とは裏腹、上京から程なくして美保さんはスカウトを受けたそう。「危険は感じなかった?」というサワコの問いに「こんな私を出しちゃうの?と思った。ちょっとなめてたんですよ。簡単にできると思って」と答えると、「でも、現場に行ったら女優って厳しくて。本番になるとあがっちゃって首が動かなくなるんです」と、緊張しっぱなしだったデビュー時を語りました。その後、「男はつらいよ」や「北の国から」など名作に出演した美保さん。初めて田中邦衛さんと会った日について、「邦衛さんが、定食食べてたんです。休憩中で」と状況を説明すると「美保です。お願いしますって(挨拶したら)、邦衛さんが手を出したので握手しようと思ったら"俺は、醤油を取りたかったんだよ"って」と、差し出された手が自分に向けられたものと勘違いした赤面エピソードを明かしました。
国民的ヒット作に出演し、女優として絶頂期を迎えた美保さんですが、29歳の時に女優人生を揺るがす大きな危機に見舞われました。「オープンカーに乗っていて電信柱にぶち当たっちゃって。フロントガラスに頭を突っ込んだんです。破片をいっぱい被ってグサグサ刺さって色んなとこ縫いました。白いTシャツを着ていたのに真っ赤で」と語ると、「(女優人生は)ここまでかなと思った」と当時の胸中を吐露。仕事を失いどん底に落ちた美保さんでしたが「松田優作さんは、笑って大丈夫だよって言ってくれた。絶対純は大丈夫。作ってないし、本物なんだから。少しずつやればいいよって言ってくれて」と失意の底から救い出してくれた松田さんとの秘話をサワコに語りました。
「サワコの朝」はインタビューの達人・阿川佐和子が土曜の朝に素敵なゲストを迎えて送るトーク番組です。MBS/TBS系で毎週土曜あさ7時30分から放送中。
7月25日(土)は、高橋英樹さんと娘の真麻さんが出産後TV初共演!コロナ禍での出産や、"仲良し親子"の子育て秘話を明かします。
ゲストの心に残る音楽と秘蔵トークをお楽しみに!
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