Maya Indieと3ds Max Indieが8/7から日本でも利用可能に

Autodeskが、DCCツールであるMayaと3ds Maxのインディーライセンスについ対象地域を全世界とするメールを配信。そこに「日本」も含まれているとのことです。

価格は年250ドル。1年間の売り上げが10万ドル(約1千万円)以内のフリーランス・事業者に限られますが、機能制限はないそうです。

https://cgpress.org/archives/3ds-max-indie-to-be-available-worldwide-from-august-7.html

ライセンス地域の制限が撤廃へ

「Maya indie」と「3ds Max indie」は1年ほど前から存在していましたが、日本では「お住まいの地域では利用できません」状態です。

「3ds Max indie」は地域制限で見えませんが、これが8/7から解消される見通しです。

https://area.autodesk.com/3ds-max-indie/

「Maya Indie」の対応地域拡大については、利用者へメールでの案内が来ているそうです。

Blenderの快進撃に追従できるか

Autodeskのツール群は業界標準かつ高性能なれど、高額な利用料がフリーランスや小規模クリエイターを苦しめてきました。しかしながらここ数年、無償ツールBlenderの機能拡充と映像業界での利用事例が飛躍的に伸びつつあります。やっとのことでインディーライセンスが用意されるも、日本を含むいくつかの国では利用できない状態が続き、諸業界での「Autodesk離れ」の理由の一端となってきました。新型コロナウイルスにおけるリモートワーク化の波でさらなるBlender傾向に傾いたことを感じたのか、やっと解禁となる見通しです。

モデリングツールに限らず、クリエイティブ業界でツールビジネスを行う上ではインディーライセンスの用意はもはや必須と言えます。すべてのクリエイターが最先端のツールを使えることが、業界全体の押し上げになるでしょう。

Takaaki Ichijo

株式会社ヘッドハイ代表。サークルThrow the warped code outとして『Back in 1995』『デモリッション ロボッツ K.K.』を開発

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