23日、宮崎市と高鍋町で新たに4人の新型コロナウイルスの感染者が確認されました。
中には感染経路が不明の感染者もいて、県などは改めて感染防止対策の徹底を呼びかけています。
宮崎市で感染が確認されたのは宮崎市観光協会に勤める40代の女性と個人で理髪店を経営する50代の男性の2人です。
40代の女性は今月11日に東京都や神奈川県などの来訪者、10数人と屋外でバーベキューをしていて、きのうPCR検査を受け陽性と判明しました。
濃厚接触者は家族や同僚など4人で、24日以降、検査が行われる予定です。
また、宮崎市に住む50代の男性は今月17日から発熱などの症状が出ていて、23日、陽性と判明しました。
男性との接触者は今月15日以降に来店した客20人前後ですが、県外客との接触はなかったとみられ、保健所では、「市中感染の可能性も否定できない」と市民に一層の注意を呼びかけています。
一方、高鍋町で感染が確認されたのは、団体職員の40代男性と自営業の40代男性の2人です。
団体職員の男性は、22日感染が判明した30代男性と会食、濃厚接触者としてPCR検査を受け、陽性が確認されました。
また、自営業の男性は、地区の清掃の際、30代の男性とお互いマスクを着けずに1、2分程度会話していて、その翌日、発熱などの症状を訴え、医療機関を受診。23日陽性が確認されました。
(県感染症対策室 有村公輔室長)
「症状がなくても、マスクの着用。こちらの方を十分、気をつけていただきたいと思います」
なお、県は、30代の男性の濃厚接触者30人のうち、PCR検査の結果、29人は陰性だったと発表しました。