岐阜県と岐阜市は23日、新たに同市や揖斐郡揖斐川町など県内4市町で10~80代の男女8人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。感染者数は208人となった。
岐阜市関係者によると、岐阜地域の高校に通う10代の女子生徒1人の陽性を確認。21日に感染が確認された20代女性のアルバイト先で接触があったとみられる。
この20代女性は、同日に感染が確認された20代男性と飲食を共にした接触者で、一連の10~20代の感染者は計6人となった。うち20代の4人は、音楽や酒を楽しむ愛知県内のクラブに13日に出掛けていたことが新たに分かり、市は感染経路とみている。
この他、22日に感染を確認した揖斐郡揖斐川町の40代女性に関連し、40代の夫、20代の息子の2人の陽性も判明した。
さらに岐阜市の40代男性、80代男性、20代女性、多治見市の20代男性、加茂郡八百津町の50代男性の感染も確認された。また、岐阜市の10代女性1人が退院した。
県内のクラスター(感染者集団)関連で新たな陽性者の確認はなかった。県岐阜商業高校(岐阜市)関連では、全校生徒ら約1300人を対象とするPCR検査が残り約40人となった。保健体育の60代男性教諭、20代男性講師の2人が退院した。
JAとうと土岐支店(瑞浪市)関連では、感染した女性職員3人の同居家族らの検査を行い、全員が陰性だった。県は、陽性が判明した感染職員の弟が通う瑞浪高校(瑞浪市)の生徒ら94人の検査を行っている。