京都府警より
「愉一さんに逮捕状がでています。お子さんにショックを
与えないよう、こっそり連れていきます」
と言われたとき、とっさに今生の別れを覚悟した私は
「待ってください、子どもたちにあわせてください」
と伝え、子ども達の寝室ドアをあけました。そして
「パパが逮捕されるの。この姿を一生忘れちゃいけない」
と告げました。夫は子どもたちに
「ママのいうこと、よくきいてね」
と告げ、子ども達がうなずいたところで、捜査員に促され
寝室の外に夫が出されたところで、寝室のドアが締められ
ました。玄関を出る夫を母子で見送ろうとしましたが
捜査員に
「お子さん連れて、キッチンにいってください」
と促されてしまいます。子ども達をキッチンに
連れて行った間に、夫は連行されました。
夫はアスペルガー症候群に加え、二次障害としてうつを
抱えています。周期性があり、毎年2月ぐらいにどん底に。
4月ごろに軽快するにともない、自殺リスクが高まります。
私は覚えているだけでも三回、夫の自殺企図を止めています。
ことはないと、腹をくくったのです。これから私がやるべきことは
夫が何よりも大切にした、二人の娘を守り切ることです。
そして私は早々に、
・私選弁護人はたてないこと
・離婚の予定であり、夫の支援は一切やらないこと
・夫はアスペルガー症候群の診断がついており、うつも併発していること
をブログと記者会見、そして警察の求めに応じた供述調書にて
公開しました。私が妻として夫にしてやれる最後のギフトとして。
医療裁判に詳しい私選弁護人などたててしまうと、彼らも
はりきってしまい、争点がふくらみ、結審までのもろもろの
手続きが長引きます。しかも「安楽死の判例をつくる」という
夫にとってはどうでもいいもののために、長期間の勾留と私費を
投じなくてはならなくなります。弁護人ががんばればもちろん
検察側も背景にある勢力も、がんばっちゃうので。
このバブルを萎ませる唯一の方法は、難病法成立にたずさわり
バブルに群がりたい勢力の構図がわかる私が、戦に参戦せず
金も投じないこと。しかありません。私とALS協会さんとのご縁は
2010年、新宿区役所障害者福祉課在職中にまでさかのぼるのです。
夫が生き延びる唯一の方法もまた、弁護士にたよらず、自らの
力で戦い抜くこと。知識も経験もあるのですから、国選弁護士を
自ら動かし、無罪を勝ちとって、何よりも愛する娘達と再会する
日まで頑張りぬくしかありません。国選弁護人は報酬が安い
ですから、夫がちゃんと脚本考えて示せば、のっかったほうが
手っ取り早いですからね。
私が夫の精神疾患を公表したのも、取り調べがなおざりに
行われ、事実確認が軽んじられることをできるだけ防ぐためです。
実際、家宅捜索にたちあいましたが、通り一遍のものでした。
報道にあったような、5,6分の犯行。アスペルガー障害をもつ
夫に、そんなことが可能とは私は思えません。そんなことできる
なら、もっとうちの診療所、儲かってるよ。
一方夫と山本氏が立ち去ってすぐに、ヘルパーが容体急変に気づく
ようなずさんなやり方するか???医師が二人もいて???
報道されているのは、本当に
事実の積み上げにのっとったことなのかどうか。
ここからはもう、夫が自分で頑張るしかありません。私が介入すれば
バブルがよりふくらむだけ。ややこしくなるだけですから。背景にある
勢力の活躍の場をできるだけつくらないことが、かすかな生き延びる
道なのです。
とにかく相手が悪すぎる。私に言えることはそれだけ。
私は夫に託された二人の娘達を、しっかり守り、まっすぐに
育てていきます。