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「波勝崎」4月24日再開 南伊豆、「モンキーベイ」に改称

(2020/1/30 07:51)
「波勝崎モンキーベイ」の新たなロゴマークを前に握手する白輪剛史社長(右)と斎藤要社長=29日午前、南伊豆町役場
「波勝崎モンキーベイ」の新たなロゴマークを前に握手する白輪剛史社長(右)と斎藤要社長=29日午前、南伊豆町役場

 河津町で動物園「iZoo(イズー)」を運営する「レップジャパン」(静岡市駿河区、白輪剛史社長)は29日、昨年9月末に休園した南伊豆町の野猿公園「波勝崎苑」の経営を引き継ぎ、4月24日から「波勝崎モンキーベイ」と改称して営業再開すると発表した。町役場で協定締結式が行われ、白輪社長と旧運営会社「波勝崎苑」の斎藤要社長が調印した。
 レップジャパンは、波勝崎苑から園内の売店など建物2棟の無償譲渡を受け、経営権を引き継ぐ。地元の伊浜区が所有する約4万6千平方メートルの園地も3年間、無償貸与される。建物2棟は2月中旬からクラウドファンディングで資金を募り、再開までに改装する。
 白輪社長は「ノウハウを生かし、伊豆の最南端に人を呼び込みたい。海辺でサルを見られる景色は外国人にもアピールできる」と述べ、初年度入園者数の目標を7万人と設定した。斎藤社長は「白輪社長には誠意ある対応をいただいた。心置きなく経営を譲ることができる」と述べた。同席した岡部克仁南伊豆町長は「休園から4カ月とスピーディーに新体制が決まり、喜ばしい。町としても協力したい」と話した。

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