嘉門達夫、復興支援に心血を注ぐワケ…カコの“罪悪感”が原動力に

2011.10.06

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被災地に笑いを届ける嘉門達夫【拡大】

 「替え歌メドレー」などのヒット曲で知られる歌手、嘉門達夫(52)が10日、東日本大震災の被災地、宮城県石巻市で無料ライブを敢行する。「僕たちにできるのは歌で笑いを届けるしかできないから」と意気込む。

 3月11日午後2時46分、嘉門は東京・青山で車を運転していた。

 「本当にビックリした。あの都庁が大きく揺れていましたからね」

 直後から被災地支援に乗りだした。泉谷しげる(62)らとともに都内などでチャリティーライブを精力的に行い、5月には復興テーマ曲「希望のマーチ」を発表。CDの収益金は全額、寄付する予定だ。宮城県気仙沼市や女川町などの被災地を訪れて炊き出しを行ったこともあった。

 この10日、石巻市総合運動公園特設会場で開催される「みんなの祭り無礼講~石巻篇~」では、元あのねのねの清水國明(60)やタレントの矢野きよ実(49)らとともに、被災地に笑いと歌を届ける。

 「実は石巻市は昨秋に歌いに行ったことがあるんですよ。震災後にも行きましたが、本当に変わり果てていて、言葉が出なかった」

 積極的な支援行動の背景には、1995年の阪神大震災の苦い思い出がある。発生当時神戸のホテルに宿泊中だったが、約1日半後には淡路島経由で被災地を脱出。「被災地が修羅場になっているのに、何もしないまま逃げ出してしまった罪悪感でいっぱいでした」と振り返る。

 今回の震災後、東京と大阪を何度も往復しているが、「名古屋あたりで空気が変わって東と西で温度差を感じています」。被災地だけでなく日本全国に元気をもたらしたいという。

 30日、大阪・ミナミの「ライブハウス soma」で、「ミナミから日本を元気にしまショー」を開催する。

 

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