２３日、群馬県伊勢崎市の質店でブラジル国籍の男がショーケースを割って、腕時計などおよそ２００万円相当を盗み、逃げる際に追ってきた従業員の顔を殴ってけがをさせたとして逮捕されました。

　帽子とマスクをつけた男が店に入ったとたんに、お腹のあたりから金づちのようなものを取り出し、ショーケースをたたき割り、商品を次々と盗んでいきます。

　強盗傷害の疑いで逮捕されたのは、ブラジル国籍のカヤノ・ミシェレチ・ティアゴ容疑者（２７）です。カヤノ容疑者は２３日午後４時ごろ、伊勢崎市の質店でショーケースを割って、腕時計やネックレスなど８点、およそ２００万円相当を盗み、逃げる際に追いかけてきた男性従業員の顔を複数回殴り、けがをさせた疑いがもたれています。

　「ガシャンと音がして、本人がもう道路の所まで出ていましたので、それで急いで追いかけて、それで逆に殴られてしまって」（被害に遭った男性従業員）

　男性従業員はカヤノ容疑者を追いかけた際、もみ合いになって殴られ、額を切るなど全治１０日の軽傷です。調べに対し、カヤノ容疑者は「何も言いません」と容疑を否認しています。