格安という言葉は、企業努力をもあって聞く側にとっては良い響きです。
来年度以降は国内線航空運賃でも格安チケットが出回り始め、採集の大半を南の島で楽しんでいる私にとっても負担が軽減される良い話です。
しかしながら、負担が軽減されるメリットはあるものの、格安チケットの影響で渡航人口が増える事は避けられません。
今まで渡航費用が捻出出来ずにいた層を新たに拾い込むのが航空会社の目的でしょうが、今後混み合うのであれば個人的には今の料金形態のままで充分だと思っています。
自然環境維持の為にも、渡航人口は少ない方が良いでしょう。
上記で同じ発想になったのが、今は無き高速道路料金の上限一律千円化。
唯でさえ混む高速道路。通常料金より高くても空いた方が良いと思った方は、きっと私だけではないと思います。
この高速料金千円化も政府が試算上弾き出したほど経済効果があった訳ではなく、普段出歩かなかった層を動かせたまでは良いものの、旅費を抑える観光者が激増し、中にはホテル・旅館に宿泊せずに観光地周辺での車中泊といった迷惑な野宿行為が増え、社会問題になったのも事実(キャンプ地でのキャンカー宿泊を除く。)であり、政府の税金バラ撒きで終わったのは言うまでもありません。
私の周りでは「時は金なり」であり、時間や安楽度より費用負担軽減を優先する高速道路上限千円化には殆どが否定的な見解を持っていました。