沖縄県は23日、米空軍嘉手納基地（嘉手納町など）に勤務する日本人の50代男性が、新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。米軍基地従業員の感染が確認されるのは初めて。

　県によると、男性は本島中部在住で、17日に発熱し、21日に医療機関を受診。PCR検査で23日に陽性が確認されたという。男性の米軍基地内での業務や米軍関係者との接触について、県は「調査中」と説明している。

　この日に新たに感染が確認されたのは基地従業員の男性を含めて5人。本島中部在住の10歳未満の小学生の男児の感染も判明。19日に感染が確認された男児と同じ小学校に通っているという。新たに感染が確認された5人のうち、男児を除く4人の感染経路が分かっていない。

　沖縄県内の感染者は延べ167人となった。