宮崎県は22日夜、記者会見を開き、高鍋町在住の30代男性の新型コロナウイルス感染を確認したと発表しました。高鍋町で感染者が確認されたのは初めてです。
感染が確認されたのは、高鍋町のフルーツ店、「津久見屋果實店(つくみやかじつてん)」を経営する30代の男性です。不特定多数の利用客がいるため、感染拡大防止の観点から、店名が公表されました。県では7月18日以降に店を利用した人に対し、高鍋保健所に相談するよう呼びかけています。
(高鍋保健所:0983-22-1330 午前8時30分~午後5時15分)
県によりますと男性は7月20日から、のどの痛みや咳の症状を訴え、21日の朝に39度の熱が出て、医療機関を受診しました。22日のPCR検査の結果、陽性と判明し、県内の感染症指定医療機関に入院しています。
男性は7月18日の夜、所属する組織の会合で23人で会食したということです。19日には地区の清掃にも参加していたほか、19日から21日までは店で勤務していました。
県では濃厚接触者として、男性の妻と子供1人、親族4人、職場の従業員1人、会食に参加した23人の、合わせて30人の検査を実施するとともに、そのほかにも濃厚接触者がいないか、調査しています。
感染ルートはわかっていませんが、店は県外客も訪れる人気店だということです。
宮崎県内で新型コロナウイルスに感染した人は、これで23人になりました。