幼児を10日間自宅に置き去り 20代夫婦を逮捕

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鹿児島2020.07.23 20:52
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 鹿児島市で長女(3)、二女(1)を10日間にわたり自宅に置き去りにしたとして、20代の夫婦が保護責任者遺棄の疑いで逮捕された。2人は「夫婦2人でゆっくり過ごしたかった」と話しているという。
 逮捕されたのは、鹿児島市新屋敷町の無職山本貢容疑者(28)と、妻で派遣社員の和希容疑者(24)だ。2人は今月11日から今月21日までの10日間、長女(3)、二女(1)を自宅に置き去りにした疑いが持たれている。
 警察によると、今月21日午後7時半ごろ、山本容疑者らと同じマンションに住む住民が2人が住む部屋のドアが開いていて中を覗いたところ、二女(1)が全裸で倒れているのを発見し、警察に通報した。その3時間前には、マンション近くの路上で、歩いていた長女(3)が保護されていた。2人は命に別条はないという。同じマンションの住民は「ずっと子供がインターホンで泣いていて、絶対親の放棄だなと分かった」と話した。
 山本容疑者らは置き去りにしていた間、鹿児島市内のビジネスホテルに泊まっていたという。警察の調べに対し2人は容疑を認めていて「夫婦2人でゆっくり過ごしたかった」と話しているという。警察は日常的に虐待が行われていた可能性も視野に、詳しく調べている。

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