高知県内で新型コロナの感染者が新たに一人確認されました。感染経路は分かっておらず県は独自の警戒レベルを一段階引き上げることを決めました。
感染が確認されたのは高知市に住む自営業の40代男性です。仕事は在宅ワークが中心でほとんど外出をしておらず、一人暮らしのため感染経路は不明です。
7月14日(火)に倦怠感、翌15日(水)に38~39度台の発熱があらわれ高知市内の医療機関を受診しました。
抗菌薬と解熱鎮痛剤を投与されましたが頭痛と発疹がひどくなり市内の別の病院に。
検査の結果、21日(火)陽性を確認し高知医療センターに入院しました。現在は呼吸困難感があり酸素の投与が必要な中等症だということです。
県は男性の濃厚接触者として知人や仕事の取引先あわせて6人にPCR検査を行うことにしています。
県内の感染者はこれで77人になりました。
感染経路が不明の患者が発生したことを受け県は、独自の感染症対応レベルをこれまでの「ゼロ」より一段階上の「注意」に引き上げることを決めました。
県民にはこれまで以上の対策徹底を呼びかけますが、会食やイベントの人数などの制限は行わず、今後の感染状況を見ながら都度、判断していくということです。