Let it be

２月５日の夕刻、キャンプ見学で沖縄に旅立つ、
空港に向かうバスの中で、その第一報を知った。

にわかには、信じられない。

多くの野球ファンの方たちと、同じように、なぜ？　という
疑問が、頭の中で渦を巻いた。

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去年、一輝選手のことを追いかけて、
オリックスの試合をたくさん見ました。

小瀬君のプレーや、練習している姿も、それに付随して、
たくさん撮っていました。

写真に残っている、小瀬浩之選手の”プロ野球選手”としての姿。

スカイマークで、坂口君と一緒にいる表情、
これが、私の小瀬君のイメージでした。

穏やかで、やさしげで、チームメートだったら、癒されるだろうな、
先輩からは可愛がられていただだろうな、と思っていました。

プレーについては、ハムファンとしては、飄々とヒットを打たれてしまう印象で、
彼が打席に立つと、こわかったです。
外野の守備も、非常に守備範囲が広かった。

攻守とも才能のあるプレーヤーだと、一野球ファンとして、
どれだけの選手になっていくのか、楽しみな存在でした。

どれだけ凄い選手になれたのか、もう知ることができないのが、
惜しいし、本当にくやしい。

生きて、野球を続けてほしかった。

〔2009年１１月８日　スカイマーク〕

秋季キャンプ、坂口選手と、サードでノックを受ける。



〔2009年１１月８日　スカイマーク〕

秋季キャンプの練習終了後、スタンドのファンに向かって、お礼の挨拶。



〔２００９年８月１１日　東京ドーム〕

９回表、代打で登場。武田久投手からヒットを打ち、出塁。
初球を流し打ち、鮮やかなバッティングだった。

この後、ローズ選手の逆転ツーランが出る。




〔２００９年７月１６日　京セラドーム〕

勝ち越しのタイムリースリーベースを打って、一輝選手と、
ヒーローインタビューを受ける。



〔２００９年７月１４日　京セラドーム〕

フェルナンデスのタイムリーでサヨナラ勝ちの試合。
試合後、坂口選手と喜び合う。（後ろには大引選手も）

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今、２月７日の朝で、宮古島には、小雨が降っています。

こんなときに、練習を見にいってもいいのか。
５日の夜から、ずっと葛藤してました。

岡田監督も「かんたんに前向きになれなんて、言えない」
とコメントされてましたが、そのとおりだと思います。

受け入れ難いことに遭遇してしまった、選手たちには、
ゆっくりと心の整理をする時間が必要でしょう。

グラウンドに野球があるなら―

このタイミングで、訪れてしまったのも、運命と思って、
そっと、粛々と見守りたいです。