秋元才加が語る、フィリピンの魅力。「豊かさとは何か」と向き合える場所

J-WAVEで放送中の番組『ANA WORLD AIR CURRENT』(ナビゲーター:葉加瀬太郎)。7月18日(土)のオンエアでは、女優・秋元才加がゲストに登場。生まれた場所であるフィリピンについて語った。


■「生まれた場所を訊いてよかった」改めて思った出来事

秋元はAKB48第二期生として2006年にデビュー。チームKのキャプテンを務めたあと、2013年にグループを卒業。現在は、女優として映画、舞台、ドラマ、スポーツ番組のMCなど幅広く活動している。8月14日(金)に公開予定のアクション映画『山猫は眠らない8 暗殺者の終幕』にてハリウッド映画デビューを控えている。



今回、葉加瀬と語り合った国はフィリピン。秋元はフィリピン人の母と日本人の父を持つ。

葉加瀬:生まれはフィリピンなんですね。知らなかった。
秋元:そうなんです。私自身、昔から母親に日本生まれだと言われていました。幼い頃に母子手帳を見たとき、生まれた場所がマニラって書かれていたので、ずっと疑問を持っていたんですね。なので、大人になってから仕事でフィリピンに行くことになったときに、改めて母親に訊いたら、実はマニラのマカティにある小さな病院で出産したそうで、日本に帰ってくる予定だったけど出産予定日よりも早く生まれちゃったらしいんです。
葉加瀬:本来なら日本で出産予定だったんだね。
秋元:そうなんです。ビザの関係でマニラに滞在していたらしいです。
葉加瀬:お母様がフィリピンの方で、お父様が日本の方。
秋元:そうです。
葉加瀬:生まれてから日本に渡ったんだね。
秋元:生後2カ月ほどで日本に住むことになったみたいです。
葉加瀬:なるほど。じゃあフィリピンの記憶はないわけだ。それから初めてフィリピンに行ったのはいつなの?
秋元:フィリピンは毎年4月にお祭りをするので、そのタイミングに合わせて小学校の春休みに帰省していました。マニラだけでなくセブにも行きました。セブ島から木製ボートに乗って、3時間かけてカモテスという島にも行きました。
葉加瀬:フィリピンって島がたくさんあるもんね。マニラに行ったときに小さな島の観光を勧められた。じゃあ、小さな頃は年に1回おばあちゃんに会いに行くみたいな感じでフィリピンに行っていたんだね。
秋元:そうですね。

続いて秋元は、仕事で訪れたフィリピンの思い出を振り返った。

葉加瀬:生まれた病院を初めて見たとき、どんな気持ちでしたか?
秋元:小さい頃、母親から「ここで生まれたのよ」って言われた場所は、千葉県にある小さな産婦人科だったんですね。だけどマカティの病院に行ったときに母親が懐かしそうにしていて、「ここで生まれたんだ」って思ったら、改めて、生まれた場所を訊いてよかったと思いましたね。


■フィリピンは「豊かさとは何か」を考えさせてくれる

人生における豊かさや幸福とは何か。フィリピンに行くと、そんなことを考えるという。

葉加瀬:フィリピンに愛着はありますか?
秋元:ありますね。フィリピンに行くと、物質的な豊かさではないことに気づくことがたくさんあります。島に行くと停電がよく起きるんです。フィリピンの人は「ブラックアウト」と言っています。島全体が真っ暗になるので、星がすごくきれいに見えるんです。島の人たちは裕福ではないんですけれど、毎日楽しそうに笑ってお酒を飲んだりみんなでご飯を食べたりしていてすごく幸せ。日本が優れているところもあるんだけど、フィリピンは「豊かさってなんだろうな」と思わせてくれる場所。
葉加瀬:以前、セブにバカンスで行ったんだけれど、時間の流れがゆっくりしていてよかったなあ。
秋元:日本にいるとスマホやパソコンをいじっちゃうんですけど、フィリピンに行くとまったくいじらないです。
葉加瀬:いっかって思っちゃうんだよね。
秋元:電波もそんなによくないから(笑)。
葉加瀬:まあいいやって話だよね(笑)。
秋元:いいホテルじゃない場合、シャワーも水しか出ないことがありますし。そういうことを経験して、いろんなことに適応できるようになりましたね。それってすごく大事なことじゃないですか。
葉加瀬:ほんとだね。今はコロナ禍で最初は家から一歩も出ない生活をしていたんだけれど、慣れるもんだよね(笑)。家でやることってたくさんあるんだよね。
秋元:そうなんです。最初の1カ月ぐらいは何をしていいかわからなくてボーっとしていたんですけど、そこを越えてから「英語の勉強をしなくちゃ」とか「家に植物を置いてみよう」とか「熱帯魚のベタを飼おう」とか。
葉加瀬:僕も大好きです。ベタの育成は以前、真剣にやっていて、ベタだけで20匹ぐらい飼っていましたよ。ブリーディングしていました。
秋元:憧れます! アクアリウムって奥が深いですよね。

番組後半でも、ふたりのフィリピントークは続く。フィリピン観光親善大使も務める秋元は、「海で遊んだり体を休めるならマニラよりセブのほうがおすすめかな」。なかでも、セブ島から船で1時間ほどで行けるカモテス諸島は、観光地として整備されてきているといい、バカンス気分を味わえるそうだ。

『ANA WORLD AIR CURRENT』では、スタジオを飛行機の機内に見立て、葉加瀬とゲストが「旅」をテーマに語り合う。放送は毎週土曜日の19時から。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年7月25日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『ANA WORLD AIR CURRENT』
放送日時:毎週土曜 19時-20時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/worldaircurrent/
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