プエルトリコで酒類の販売禁止 新型コロナウイルスの感染拡大で知事が決断!

[ 2020年7月21日 09:23 ]

26日から酒類の販売が禁止されるプエルトリコ(AP)
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 カリブ海諸国のひとつで米国の自治領でもあるプエルトリコのワンダ・バスケス知事が20日、酒類の販売を26日から禁止すると表明した。

 AP通信によれば、人口320万人のプエルトリコではここまで1万2461人が感染して180人が死亡。2017年のハリケーン・マリアによる被害からの復旧がままならない中での感染拡大は自治政府にとっても難題で、バスケス知事は「前週から感染拡大は制御できない状況。非常事態であることを忘れている人がいる」として、ソーシャル・ディスタンシングにとって“最大の敵”となる?酒類の販売を停止させる決断を示した。

 このほか、薬局、食料品店、ガソリンスタンド、レストランを除くすべてのビジネスも禁止。ホテル協会側は「ビーチとカジノは閉鎖しないでほしい」と訴えているが、プエルトリコは感染に歯止めをかけるために経済活動にブレーキをかけることになった。

 なおプエルトリコの最高権力者は米国の大統領。経済活動の再開に躍起になっているトランプ大統領がどのような反応を見せるのかが注目されている。

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2020年7月21日のニュース