ブラジル人ら３人逮捕　掛川の民家強盗致傷容疑

　掛川署と県警捜査１課、３課、国際捜査課は２１日、強盗致傷と住居侵入の疑いでブラジル国籍の島田市大柳、派遣社員（２１）、同解体工（２２）の両容疑者＝いずれも別の窃盗罪で起訴＝を再逮捕、御前崎市佐倉、土木作業員（２１）を逮捕した。
　逮捕容疑は２月６日午後、共謀して掛川市国安の民家に侵入し、住人の女性＝当時（９１）＝の両手を粘着テープで縛るなどの暴行を加えて顔に２週間のけがを負わせた上、現金数十万円などを奪った疑い。
　同署によると、容疑者３人は知人同士。聞き込みや防犯カメラ、ドライブレコーダーの映像などを基に３人を特定したという。共犯者の有無やこの民家を狙った理由について捜査を続けている。
　捜査関係者によると、ブラジル国籍の容疑者らが事件の２日前に島田市内のホームセンターで犯行に使われた道具を万引した疑いが浮上し、静岡県警は今月１日に２人を窃盗容疑で逮捕していた。