新型コロナウイルスのワクチン開発で、一歩「前進」。

新型コロナウイルスのワクチン開発を進めている、イギリス・オックスフォード大学と製薬会社「アストラゼネカ」が20日、初期の臨床試験の結果を、医学誌「ランセット」に公表した。

それによると、1,077人の男女を対象に行ったワクチンの第1フェーズと第2フェーズの臨床試験で、ワクチンが「抗体」に加え、身体に入ったウイルスを攻撃する「T細胞」の両方を作り出すことが確認された。

現段階で、深刻な副作用はなかったとしているが、現在行われている第3フェーズの臨床試験で、有効性や、どの程度効果が持続するのか確かめるために、さらに研究が必要だとしている。

アストラゼネカは、日本政府とワクチン供給に向けて協議を始めている。