21日、体に障害がある人たちの団体の代表などが富山駅のバリアフリー化の状況などを確かめました。
これは、整備が進む富山駅のバリアフリー化の状況を把握しようと、国土交通省北陸信越運輸局などが主催しました。
21日は、体に障害がある人たちの団体の代表や交通事業者など20人あまりが、多目的トイレの音声案内や、点字を使用した路面電車ののりばの案内板などを順に見て回りました。
また、車いすを利用しての発券機の使いやすさを実際に体験しました。
特定非営利活動法人まちづくり学校 中村美香理事
「少し音声が混じり合うので聞き取りにくいところがあると思いますけれども、光とか音とか使いながら上手にバリアフリーの整備を進めてきたと感じている」
石川県視覚障害者協会 米嶋芳文理事長
「障害のある人もない人も一緒になって行政と一緒になって駅の整備をしていただければ大変いいものになるのではないかと思います」
見学のあとには、公共の場所でのバリアフリーについて考えました。参加者からは視覚障害者のために多目的トイレの中の配置まで音声で案内してほしいという意見や、災害時には音声だけでなく文字を使って案内するなど障害者に配慮してほしいといった意見など、改善点が指摘されました。