実際にイ元記者に同行していたチャンネルAのB記者は「(イ元代表)が14-15年後に出所すれば80歳だ」「(イ元代表の)家族から訪ねようと思っている」などと発言したが、韓検事長は特にそれには答えず、「今(釜山で)どこにいるのか」と宿泊先を尋ねた。その後、韓検事長は「もう行かなければならない」といって、会話を締めくくった。
■法曹界「KBS版『検察・メディア癒着』」
15分間にわたる当時の会話は同席していたB記者が録音した。会話記録はイ元記者、チャンネルA、捜査チームだけが持っている。イ元記者が会話記録を提供しなかったのだから、KBSが報じた会話記録の内容は直接的であれ、間接的であれ検察側から入出した可能性が高い。このため、KBSの報道内容を巡り、「KBS版の『検察・メディア癒着』」ではないかとの指摘が聞かれる。18日にKBSが報道すると、数時間後にチョ・グク元法務部長官、開かれた民主党の崔康旭(チェ・ガンウク)代表らがフェイスブックで関連記事をシェアした。
陳重権(チン・ジュングォン)元東洋大教授は同日、フェイスブックでKBSの報道をシェアし、「『検察改革』の名で自分たちが決別したということをそのままやっている。自分たちこそ検察・メディア癒着の精髄を見せつけている」と指摘した。ソウル中央地検関係者は「(KBSの報道は)基本的な事実関係と異なる部分がある」と述べた。
イ・ミンソク記者