子供を比べるのは良くないなんて言うけど、2人以上の子供を育てていると同じように育てたつもりでも気質の差異が大きくあることに気づく。
「子供だから~だ」ではなくて「この子は~な人間なんだな」という風に。
一緒に遊んでても、「これ以上やったらママが怒る」ラインを確実に見定めてる。
だからきつく怒ったりする必要があまりない。もちろんまだ幼いので調子に乗りすぎたときなどは周りが見えなくなってやりすぎて叱られたりしてるけど。
この能力は私だけに発揮されるわけでもなく、同居の祖父母の部屋におやつを貰いに行ったりしても、ちょっと祖母が疲れた様子を見せてるとあまり長居せずにさっさと自分の部屋に戻る。祖母が元気な時はぎりぎりまで居座って大量のお菓子を貰い散々甘えてるのに。お友達のなかでも人気らしい。これは自称だけど。
一方小3の息子はこれが出来ない。たとえば明らかに疲れて不機嫌になってる人に用事を頼んで嫌がられたり、特にゲームに集中してるときは妹が机の角に頭を打って大量出血していても特に気にせずゲームをし続けていた。(一応他の大人が数人娘に対応していたからだとは思う、さすがに二人っきりでこの状況になってたら大人を呼ぶくらいはしてくれただろうたぶん)
当然家ではよく怒られてるしあまり友人は多くない。ただ集中力がものすごい。好きなものにはとことん一生懸命で最近ではマイクラで何やらすごいことをしてる(わたしには全然わからないなんかゾンビとかが自動で収集されるようにしたり色々工夫を凝らしているらしい)
あとよく考えてる。彼は幼稚園の年長の時「運動会の思い出の絵」で考えてるところを描いていた。男の子のイラスト(おそらく自分)の周りにシャボン玉のようなものをいくつかとばして、そのなかでそれぞれ走ってる様子、体操をしてる様子を描いてた。彼曰く「始まる前にどんな感じかなって考えてたからそれを描いた」
たぶん娘の「自分の世界」は試着室くらいの風通しの良さだ。試着室にずっといる人はいないように娘も自分の世界にはほとんどいない。周りの人との中でいろんなものを見ながら過ごしてる。たまに用事があって試着室に入っても外がどんな感じかはなんとなく伝わってるし、こちらが外から声をかければすぐに返事が返ってくる。
息子の世界はカラオケルームだ。基本は自分の世界の中で楽しく過ごしている。それで完結してる。私が部屋の外から何か叫んだってちっとも聞こえてない。たまに、トイレとドリンクバーに行く時だけ部屋から出てくるからその時に必死に話しかける感じ。
このことを彼らの祖父母や父に話したがあまり理解されなかった。