女優の春名風花が20日、YouTubeを更新。SNS上で自身に対して誹謗中傷をしてきた投稿者との裁判の結果、示談が成立したことを明かした。

春名風花、誹謗中傷投稿者と示談成立

春名は、「ニュースになる前に皆様にお伝えしなければと思い動画を撮っています」とし、「【ご報告】裁判の結果【慰謝料315万4000円】」と題した動画を公開。

SNS上で自身に対して誹謗中傷をしてきた相手に対し刑事と民事の両方で訴えを起こしていたそうで、警察から被疑者に対し電話があった翌日に代理人弁護士を通じて「示談金を支払うので、告訴を取り下げてほしい」と連絡があったことを明かした。

最初は「お金の問題よりも、社会的に罪を償ってほしい」「後の人のために判例を作るべきではないか」という思いで示談を拒否していたそうだが、現行の法律では軽微な罰で終わってしまうと聞いたことから「現行法では、やったことに対しての処罰が甘すぎる。法律で裁く方が罪が軽くなってしまうかもしれないと判断しました」と説明。

加えて、「現状では、お金というものを失うことでしか、『あなたのしたことは悪いことでした』と教えられる手段はないという悲しい現実を知りました」とし、考えた結果、示談を受け入れることにしたという。

春名風花「誹謗中傷されて何かが変わるなんて悔しすぎます」

そして、示談の詳細などをテロップで表示。その中には、被疑者が春名への示談金計315万4000円を支払うという内容で、16日に示談が成立したことが記されていた。

また、ここまで約2年弱かかったそうで、「今更謝られてもあの辛かった記憶がなくなるわけでも、無くなった仕事ができるようになるわけでも、逃したチャンスがもう一度巡ってくるわけでもありません」と辛い胸中を吐露。

最後に「これまで酷い言葉に悩み、苦しんで止まっていた時間が、勇気を出して訴訟をしたことでゆっくりと動き出したような気がします」と前を向き、「誹謗中傷されて何かが変わるなんて悔しすぎます。一人で悩まずにいろんな人の力を借りて下さい。どうかみんなも勇気を持って立ち上がってほしいと思います」と呼びかけた。（modelpress編集部）