だれでも
わたしのすきなおとこはかみさまなんかじゃない・・・

>「死の運命を変えるなんて、神さまみたいだ」

久森がこの考えに至った思考回路は理解できるし今まで孤独に未来視てた自称一般人の前にその未来を破壊する人間が現れたら神さまだと思ってしまうロジックも心情も理解できる、けど、それを理解した上での、あの男は神さまでも何でもないという自戒

あの男は宣告された余命は3年前から更新し続けて、無痛覚で、死ななくて、そのせいで「他人の寿命吸いとって生き永らえる死神」って呼ばれてる でも当の本人は全く気にしてない…ってこともないけど、なんと呼ばれようが俺は俺だって言い切ってる 病院からしたら死神で、(初対面の)久森からしたら神さまで、市民からしたら乱暴な不良で、ゆうきからしたら無敵のヒーローで、全部矢後で、でも「矢後勇成」は「矢後勇成」でしかない その純然たる矢後勇成だけが私は好き 矢後が自分を名乗るときの、その、名乗られた自分だけが好き だからSPの「俺は俺だ」もサイドストの「俺には俺の人生がある」も大好き 自分の人生を誰にも委ねないし、委ねさせないし、人の生き方と交わろうとしないし、頑なに自分だけを貫こうとするところが大好き 久森の未来視を全く有効活用できてないところも無事で済まそうって考えすらないところもイーター討伐を喧嘩の代替で発散に過ぎないって思ってるところも自分に向けられた憧憬を「知るか」で片すところも自分を棚に上げてすぐバカっていうところも矢後勇成が重んじてる『日常』に人の死が関わることも全部好き

自分に明日があるかどうかわからない、だから約束はしない、って生き様がかっこいいのは、『約束を守れなかったらスジが通らないから』で、スジを通すためにできない約束はしなくて、それが相手を慰める嘘になり得たとしても自分のために嘘を吐かなくて、真っ直ぐで………どうしてこのひと…こんなにかっこいいの…………気軽な口約束ですら自分のために交わさないこの男が好きだ…


ゆうきが亡くなったってきいたときと、久森の危ない現状をきいたときの顔、一緒で 自分の死が近くて、他人の死が日常でも、決して人の死は軽くないということと、その恐ろしさを誰よりも知ってて それでも刹那的な生き方はやめないし、自分のためだけに生きてるし、滅茶苦茶だよこの男、滅茶苦茶だし、滅茶苦茶かっこいいよ 



>「派手で、強くて、怪力で、どんな怪我でも死なない無敵のヒーロー」

本人はケンカとイーター討伐の違いも分かってないしヒーローとしての意識なんて欠片もないし誰かを守るためだとか誰かのためだとかを言われるのを嫌ってるけど端から見たらやっぱりめちゃくちゃかっこいい『ヒーロー』なんだよ、、

顔は全然派手じゃないしそれどころかヒーローっぽくないなんて言われるし、強いったって持久力あるわけじゃなくて長期戦に持ち込まれたら勝ち目なくなるし、怪力だって微調整下手くそで日常生活のなかで困ることあるし、どんなに酷い怪我負って入院することになってもバカみたいな回復力で即戦線復帰して、また怪我して入院するのを繰り返して、そのくせ薬の飲み忘れなんて理由でぶっ倒れる始末で、余命宣告されてるのに『死なない』なんて言われて、頭も口も悪くてしいたけが嫌いで朝に弱くて弱点いっぱいあって全然無敵じゃないのに、でも「派手で、強くて、怪力で、どんな怪我でも死なない無敵のヒーロー」であることに嘘も偽りもなくて、これがヒーローNo.71で、私がずっと好きな男なんだよな、、


最初にこの男の大鎌見たとき死神かと思った 余命宣告されてる男が死神みたいな武器振り回してイーター狩って楽しそうに笑ってる姿を見るの好きだった ヒーローらしからぬ言動を繰り返してヒーローとしての素質皆無で人間としても完璧とは言い難い不良で 血性値が高いからって理由で大鎌振ってるだけのバトルジャンキーで でも端から見たら無敵のヒーローで、神さまなのか そうか そう思われる理由も理解できてしまう




矢後がゆうきと見た屋上からの景色、限定SSRのストを踏襲されててしんどかった 「え!?あれ指揮官とだけ見た景色じゃないの!?」という動揺が真っ先に来てしまったわけですが、「お前も来んなよ」って言われてるの見て、温度が違うなぁと思った 屋上も屋上からの景色も矢後だけのものじゃないけど、それを共有するのはあの瞬間だけだったんだなと思った ゆうきとのあのやり取りは記憶力が酷い矢後でもすぐに思い出せるぐらい大事な時間と会話だったんだね 屋上は大事な場所なんだね そっっっ…か~~~~!!!!!



>「俺は、誰かのためのヒーローになんてならねぇよ」

最高だなと思った 私のためのヒーローにも弱者のためのヒーローにも後輩のため仲間のため身内のため世界のためのヒーローにもならないって意思と断言をもらった ずっと生きたいように生きてくれるこの人が好き



>「人生の半分を病院で過ごしてると、入院中に知り合った奴が死ぬことなんて、日常だ」

矢後にとっての『日常』は「ありふれたもの」や「普遍的なもの」の比喩ではなく、言葉通り「常」であり、私は彼にとっての『日常』の重さを痛いほど知っているので、この人の人生に死が近すぎることを痛感させられてしまった 矢後は特別を楽しむ人間ではなく、当たり前の日常を当たり前に過ごすことに重きをおいてるから、その日常のなかに他人の死が多くあったんだなと考えるとそりゃ今みたいな諦念混じりの価値観が形成されて当たり前だ 

でも矢後は自他の境界がハッキリしてて、他と他の同一視もしないから、アレはアレ、これはこれって別問題として捉える能力が高い。つまり、死ぬ人を日常的に見てるからと言って、身近な人の死を日常的に考えることはしない。だから自分が死にかけても、誰に危険が及んでもおかしくない状況でも、久森が死ぬなんて考えてなかった。
だから、久森が死ぬことを考えなかったってことは、他人と一緒くたにせず『久森は久森だから』って考えてたってことだし、それは矢後が真っ直ぐに評価できるだけのポテンシャルが久森にあり、それを矢後は知っていたということで、だから、メインストのあの描写は矢後の考えの至らなさの表れではないんだよ。矢後の成長でも何でもない。あそこで矢後は何も変わってない、姿勢は一貫してる、ただ久森への認識がアップデートされただけ。スジが通ってないって言うのも、今戦場で死にかけながら戦ってるのも、矢後は矢後のためでしかない、久森のためなんかじゃない、『誰かのため』って解釈は矢後が一番嫌がるんだよ。あの男の勇姿をご都合感動ポルノに仕立てあげないで。



>(俺と同じ、明日があるかどーか分からねぇ奴なんて、何人も見てきた)
>(そんで、そーいう奴らは、決まって俺より先に死んだ)

矢後のなかで命の認識が軽いなぁとは思ってた ほんとに軽かったんだね 自分の回りでバタバタ人が死んで、置いていかれる感覚も味わったんだろうな、「明日があるかどうか分からない」とずっと言い続けてきたのは、自分より早く先立った人間たちを見てきたからなんだね 日常の中で死に触れる機会が多くあって、自分はいつ死ぬか分からない中で余命宣告されて、その余命を更新しながら今はヒーローやってるんだな ほんとに奇跡みたいな人だな かっこいいな 好きだな
今まで他人の話なんかしなかったから、矢後が語る命は自身のものの話だけだと思ってたけど、いろんな人の人生の終わりを知ってた上での話だって知ってしまって、この人への見方が変わる 今の確立された自我は不干渉の末築かれたものではなく他者のいろんな影響を受けて洗練されたものだったんだな 自他の境界がハッキリしすぎてて、そもそも他人と関わる機会を絶ってたのかなとすら思ってたけど、あらゆる人生に触れた結果のものならとても健全だし、これから何かや誰かに触れて価値観が曲げられるなんて心配もないので、良かった


>「病院で知り合った奴が死ぬと、ろくなことがねぇ。なんせ、勝手なことを言い残しやがる。」

言い残されることも託されることも嫌いそう。自分の人生に誰かや何かを預けられること嫌いそう。自分の意思を何者かにより阻害されること嫌いそう。

カジノの話します。自分のために生きてるこの男が自分の人生をよく分からんルールに則って賭けるなんて一番やってほしくなかった。誰かの人生を背負うことを嫌うこの男の人生を誰かに背負ってほしくなんてなかった。私の好きな男の人生をクソどうでもいい利権問題に巻き込まれたことの怒りと、自分の人生だけを生きようとする矢後の人生を他人のために賭けられたことの怒りは別問題なんですが、後者の怒りがデカくなってしまった。カジノイベはライターの質が悪い。嫌い。




>「この子の分まで」「俺の分まで」「ワシが思い残したことを」

死者の祈りや願いを擦り付けられて、拒否する前に先立たれて、腹立っただろうなぁ、死者への弔いやら安からに眠ってほしいやらの感情より憤りが先行してもしょうがない、自分の人生すらまともに送れない中で誰かが死ぬ度に未練を押し付けられるもん、気が狂うでしょ それを受け止めるでもなく流すでもなくきっちり否定するから、『守れるかどうか分からない約束はしない』って観点でもスジが通ってる 倫理や礼儀に反することになっても自分に責任が取れる範囲の行動しかしない その取捨選択ができることが本当にかっこいい




>(……知るかよ、知ったこっちゃねぇ。俺には俺の人生がある)

「自分よりさきに死ぬなんて可哀想、お前の分まで俺が生きるからな」みたいな適当な慰めほざくことすらできない不器用でバカ真面目なこの男が、この男が!!!演技力最悪で嘘つく技術も無くて、他人のために自分の意思を曲げようとすらしないこの男が!!!!言葉通り自分の感情にだけ素直に動くこの男が!!!!!!好き!!!!!!!!


自分の身に降りかかる不幸から逃げるんじゃなく、立ち向かうから好き。久森の未来視で不幸が可視化されても退かないから好き。さっきからすき、かっこいい、って打っては消し打っては消しを繰り返してる。めちゃくちゃ好きなんだけど何て言えばいいの?



芯があってハッキリしてて自我が濃いのに人間的な評価って観点から見るとへにょへにょになるのも好き こんなにかっこいいのに薬飲み忘れるしリンクユニット落とすし「そーまとー」ってダルそうに喋る びっくりするほど配慮ができない 「余命って言われた年も、3年前には過ぎてんだ」って自分の生死に関わるデリケートな話ですら躊躇わずにしちゃう 考えなし 図太い 面の皮が厚い 言葉を選ばないし、選ぶほど言葉を知らない でも自分の感情を言語化することに抵抗はないし、繰り返し繰り返し同じ言葉使ってでも丁寧に意思を伝えようとしてくれる それの表れが「俺は俺だ」って言葉で、これに『自分の人生だけを歩む』って人生の指標と『他人が俺の人生に指図すんな』という警告が含まれてる だから私は矢後のSPが世界で一番好き




>「……生きてる奴も、死んでる奴も、死にかけてる奴も、なんとでも言やーいい。」
>「俺は……俺だ。」

限定SSRの「生きてる奴は生きてるし死んでる奴は死んでる」って台詞とSPの「俺は俺だ」を踏襲してる。矢後のストの中で同じ台詞が何度でも何度でも出てくるのは『語彙の少なさ』と『意思の強調』の表れ。語彙が…無いもんね……文系なのにね………数少ない語彙たちも漫画から得た知識なんだなという感じだし、ありとあらゆるシーンで学の浅さを痛感するわ……。でもそこも好き。九九言えなくても諺知らなくても卵生と胎生の区別ついてなくても大好き!



>「誰が、なんと言おうと……俺は、俺が、やりたいことしか……」
>「やらねー、からな……バー……カ。」

寝落ちる直前にバカにするようなこと言うのは恒常SSRの踏襲だ。
矢後は他人から言われたこともすぐ忘れる、気にしない!みたいなスタンスだけど、私はRカードで「顔がヒーローっぽくない」って言われて喧嘩買う矢後を覚えてるからな。すぐ忘れるし気にしないとしても言われたときは煽り感知して喧嘩買いに行くスタンスなの知ってるからな。『誰がなんと言おうと俺は俺がやりたいことしかやらない』を貫いてるくせにスルースキルは全然ないところ大好き。この言葉は誰に何と言われても気にしないという宣言でも別に何言ってくれても構わないという許可でも無く、お前の指図で俺は変わらないという宣告にしか過ぎないの、大好き。


霧谷に赤ちゃんと同列に見られるのかわいい~……。霧谷も矢後ほどではないけど、割と何でも正直に言うよね。赤ちゃん扱いや幼児扱いそのものを可愛いとはおもわないけど、割と遠慮しないタイプの後輩に、これを言われるのは、めちゃくちゃ可愛い。霧谷に言われるから可愛い。いや誰に言われても可愛いかもしれん…分からん…私は褒め言葉にはガバッガバなので…。

矢後さん、医師に近い視点で面倒を見てくれる斎樹巡くんが近くに居てくれて良かったね。矢後さんは未来を視る久森がいるから寿命がのびるとおもってるけど、久森の未来視が無くてもあなたは不幸を弾き返せるから、薬の飲み忘れを注意してくれる頼城と斎樹の方があなたの延命に間違いなく影響してるよ、ちゃんとありがとう言えよ。指揮官の缶ジュースにありがとう言えるなら言えるだろ。頼城にお礼言うのは嫌?嫌ならしょうがないな!




あとさ、サイン代行して、死者を弔った件は、何?
矢後がそんなことするの初めて見たんだけど?
初めて見たんだけど???

不良高校のトップなのに当たり前のように白星入れてるの何?
アニバブックで入るなら白星って答えてたのに、その白星にこんな形ではいって、何?

矢後の行動原理全部理解したいし予測したいと思ってたけどこれはさすがに分からない。スジを通すためでもなく、恩を着せるわけでも、ゆうきのためでもなく……えぇ……ムーブとしてはポリスのストと一緒で、あれもじいさんのためじゃなく自分のためだった。今回もゆうきのためでは決してないんだろうな。ゆうきがヒーローのサインを欲しがっていたのもヒーロー候補生になれるかどうかもゆうきの未練だけど、その未練を勝手に被らされた矢後の未練でもあるし、それを片すために動いたのかな。ゆうきの口から直接サインねだられてなかったら動いてなかったかな。ゆうきのための行動でなくても、この行動を取れるならやっぱり矢後さんは…薄情ではないな……この男のこのシンプルな行動を優しいだとか情にあついだとかありふれた言葉で形容したくなさすぎる

白星に凸るのも志藤の事情無視して強引に聞き出すのも部外者な上に頼む側のくせして偉そうにお願いするのも「俺はもうここには来ねぇ」って言い切るのもゆうきが遺したビー玉を置いて帰るのも一貫して『矢後勇成』だ 他人の分を何一つ肩代わりしないのも、それを宣告するのも、死人に「そっちでいずれ会う」なんて言ってしまうのも、『矢後勇成』だ 死者を弔うなんて矢後さんっぽくないけど、矢後さんらしい最後だったな 



それでコイツまた死人に向かって「いずれそっちで会う」って言ったな????それほんまにやめてくれんか?????矢後にとって死は日常で命はいつ失くなってもおかしくないもので明日はあるかどうか分からないもので煽りは口が達者になるのも理解してる理解してるけど理解してても私の情緒がめちゃくちゃになる!!!!!!定期的に死の近さを喚起されると死にたくなる!!!!!人が死に近いときの矢後の顔が苦手(矢後にあんな顔をしてほしくない)だから死にたくないけどそれはそれとして死にたくなる!!!!!!

死んじゃいけないけど死にたくなるってもうどうしようもねぇな………早く楽になりたい……この男に死んでほしくねぇ~~~~~でも意思に反する延命措置は絶対やりたくねぇ~~~~~~~~~~~~ 誕生日、8月3日だね 今年は祝う資格ねーなって思ってたけど来年も生きてるかどうか分からないし8月3日も生きてるかどうか分からないから生きられてたら祝いたい 今年で最期かもしれないという危機感をようやく抱けた ありがとう 死にたくねぇ~~~~死んでほしくもねぇ~~~~~~~~~置いていきたくないし置いていかれたくもない つらい 矢後勇成一生好き!

おわり

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