私は3年生 緑ジャのサウンドが大好きです。暖かくて芯があって柔らかい。それは今に始まったことではなく1年以上前から感じていたことです。


昨年の3月下旬、北海道から旭川商業高校吹奏楽部が来られ合同合宿を行いました。お互いの練習方法を紹介し合ったり、ガチバトル旭商対市船ミーティングをしたりと普通では考えられない合同合宿です。


もはや伝統になっています。


その際、学年ごとに基礎合奏を行いました。その時、旭商の佐藤淳先生が「緑ジャ良い音してんじゃん、健ちゃん来年楽しみだね。」とこれから赤ジャ美咲たちが始まる時に言っていました。(佐藤淳先生は美咲たち赤ジャの良さは十分感じ取っていましたので勘違いされないでください。)

私も「今年の美咲たちは切れ味抜群の音なんだけど、緑ジャはほっこりしてるんだよね。全く正反対だから凄く面白いんだよ。」と返したことを思い出します。


本来ならこの3月、旭商と再会する予定でした。1年振りの再会合同合宿を行い、6月のYOSAKOIソーラン祭りでは、札幌で会う予定もしていました。


多くのことが何とも呆気なく消えてしまいました。



しかし、市船も、そして旭商もコロナ禍に負けることなく前を向いて突き進んでいます。自粛期間中はリモート合奏を行ったり、旭商の名曲「夜明け」を一緒に歌ったりと音楽活動を止めることなく来ました。



しかし



市船は、6月から学校が再開し部活動も始まりましたが、YOSAKOIソーラン祭り、コンクール、マーチングコンテスト、数々のコンサートが消えてしまった現実の中、頑張ることの意味を失いかけました。もう部活を頑張る意味などないんじゃないかと自問自答が続きました。当然のことだと思います。


が、素直に自分の気持ちを吐露し、相手の気持ちを受け止め、話し合いを何度も繰り返しました。またコロナ禍でありながら入部して来た多くの新赤ジャの存在。この存在は友理たち3年生を勇気づけました。1年生から大きな力をもらい話し合いは前向きなものへと変化していきました。






気持ちの整理は1ヶ月以上を要しました。










7月も中旬。

ようやく自粛以前の表情が戻って来ました。





私は、どんな状況になろうともチャンスは必ずやって来ると信じています。しかし、準備をしていなければチャンスが目の前に現れた時、掴み取ることは出来ません。今は一見無駄に見えるかもしれませんが、必ずチャンスは訪れます。その時、チャンスを自分たちのものにする為、今は自粛以前同様黙々と努力するのみです。努力の日々を積み重ねていくだけです。




ルーティン化の日常を確かに失いましたが、人生とはそもそもルーティンではありませんから。常に創り出すものですから。





思えば、中学教員から市船に赴任した頃、何も、それは見事なほど何もありませんでした。一つ一つを、毎日毎日を当時の部員たちと創り出すことにやり甲斐を見出していました。それは苦労しましたが、楽しかった。












ルーティンを失った今。

創り出せばいいだけの話。


これ、かなり楽しいものです。

つまり、今、かなり楽しい毎日です。





人生、楽しんだもの勝ち!


私の大好きな緑ジャ友理たちのサウンドと音楽。


必ずや皆さま方にお届けします。

チャンスは必ず到来します。



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カブトムシにコロナは関係ないようです。
自然から大きな力をもらえますね。