TechCrunch 注目記事「新型コロナのソーシャルディスタンスを支援するビデオチャットアプリ8選」
30センチのコンクリート壁を透視するレーダースコープ
DARPAが開発した、30センチのコンクリート壁の向こうを「透視」できる携帯用レーダースコープ。市街戦や建造物占拠などの任務を想定したもので、壁の向こうにいる人間の呼吸といった微小な動きまで探知することができる。有効範囲は約15メートル。
現在のプロトタイプは重さ700グラム弱、耐衝撃・防水性能を持ち単三電池で駆動する。一台の製造費用はわずか$1000 (約12万円)ほど。今後50台の試験ユニットがDARPAを通じて配布され、早ければ今春にも実地試験がおこなわれる見込み。また同じ技術の応用により、上空や付近を通過するだけで建造物の内部をすべてスキャンできる「VisiBuilding」技術の開発も進められているという。
......あくまで動体センサなのでいわゆる「透視」ではありませんが、データを解析するソフトウェアにより壁の向こうに何があるのかかなり正確に探知できるとのこと。軍用やレスキュー任務に使われるのはもちろん、一台1000ドルという低価格は戦場以外でも民間や政府による利用を後押しするはず。つまり公安機関による監視はもちろん、現在すでにレーザーセンサとデジタルカメラを装備したマッピングトラックを走らせて都市部の詳細な実写テクスチャ付き三次元地図を作成しつつあるGoogleが手を出さないわけがありません。
シュミットCEOが「世界のあらゆる情報をインデックスする」と公言していることや、ラリー・ページがキーノートに登場する際ロボットカーStanleyに乗りこんでいたことなどを考え合わせれば、近い将来にはデジタルカメラと透視センサを搭載した自律式リアルGoogleBotが登場、至るところを徘徊して現実世界の事物を悉くインデックスしはじめるのはもはや必至(予想図1。予想図2。予想図3)。
もちろん室内にいる人間とてインデックス対象外ではなく、自分の詳細なポリゴンモデルや内臓スキャンや所蔵品リストやらを作られたくなければ現在のrobots.txtのように「オプトアウト」せざるを得なくなることが予想されます。オプトアウトの方法は議論の分かれるところですが、おそらくGoogleボットのモーションセンサで感知できるように特定のジェスチャや動きをまじえた「ロボット避けの踊り」といったものになるのではないでしょうか。
連載
注目記事
- Sponsored by Verizon Media
お問い合わせはこちら
- 6時間前
2012年7月20日、1920×1200ドット表示のAndroidタブレット「Iconia Tab A700」が発売されました:今日は何の日?
以前発売になった製品やサービス、ニュース、記念日など、気になった話題をピックアップ今日は何の日?・6時間前 - 7月19日
手書き文字を自動変換!iPadOS 14の新機能「スクリブル」が超便利:iPad Tips【iPadOS 14パプリックベータ】
サクサク入力できて操作も楽しい友納一樹(TEKIKAKU)・2020年07月19日, 午前 07:10 - 7月19日
バスがどんどん伸びる!乗客を送り届ける3Dアクション『Snakeybus』:発掘!インディゲーム
バスは伸びるよどこまでも🚌龍田優貴(Yuuki Tatsuta)・2020年07月19日, 午前 06:10 - 7月19日
2012年7月19日、楽天koboに対応した電子書籍リーダー「kobo Touch」が発売されました:今日は何の日?
以前発売になった製品やサービス、ニュース、記念日など、気になった話題をピックアップ今日は何の日?・2020年07月19日, 午前 05:30 - 7月18日
Twitterハッキング事件、最大8アカウントで情報流出。45件でパスワード変更被害
ハッカーはどうやって、どこまで自由に侵入できたかMunenori Taniguchi・2020年07月18日, 午後 06:30