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掲載日:2020年7月8日

権現堂調節池の管理など (調節池管理担当)

お知らせ

ダムカード配布の一時休止の期間延長及び展示コーナーの利用再開について

新型コロナウイルスの感染症対策に関しまして、感染拡大を防止する観点から、2月29日(土曜日)よりダムカードの配布を一時休止しているところでありますが、引き続き感染拡大を回避するため、一時休止等の期間を当面の間、延長いたします。
また、ダム管理棟に併設している展示コーナーについては、7月8日(水曜日)から再開いたします。館内に入られる際はマスクの着用をお願いします。また、館内では3密(密閉、密集、密接)を避けてくださるよう、お願いします。

皆様には、大変な御不便と御迷惑をお掛けしますが、御理解と御協力を賜りますようお願いいたします。

 権現堂調節池の維持・管理に関すること

権現堂調節池(行幸湖  みゆきこ)

権現堂調節池管理所

調節池の概要

調節池の目的
中川は流域の農地や遊水地域が宅地化されたことにより、降雨の流出量が増加しました。一方、河川改修は、沿岸に人家が密集し河道拡幅が困難なことから多くの歳月を要し、容易に進展しない状況です。また、人口の増加と生活水準の向上があいまって、水の需要が急増し、水源開発の必要性は著しく増大しています。
このような情勢をもとに、権現堂調節池は中川総合開発の一環として、一級河川権現堂川を利用して「治水」「利水」を行う多目的調節池として建設されたものです。


調節池のはたらき

  1. 洪水調節
    洪水期間(6月15日~9月30日)には、中川の洪水を調節して被害の軽減を図ります。
  2. 不特定用水の確保
    既得用水及び河川維持用水の補給等、流水の正常な機能の維持と増進を図ります。
  3. 上水道用水の開発
    県営水道の水源として、日量37,411立方メートルの取水を可能にし、水道の安定供給を図ります。
  4. 宅地関連
    茨城県五霞町冬木特定土地区画整理事業区域の雨水を一時貯留し、中川に一度に雨水が流入するのを防止します。

調節池の諸元

調節地の諸元

河川名

利根川水系一級河川権現堂川

位置

茨城県五霞町川妻(利根川分派点)から
埼玉県幸手市権現堂(中川合流点)まで

湖名

行幸湖(みゆきこ)

型式

多目的平地ダム

集水面積

120k平方メートル(中川流域)

延長

5.18km

湛水面積

0.57k平方メートル

総貯水容量

4,113,000立方メートル

有効貯水容量

3,702,000立方メートル

堆砂容量

411,000立方メートル

堤体高

14.50m

サーチャージ水位

A.P.11.50m

常時満水位

A.P.11.32m

洪水期制限水位

A.P.4.96m

調節池ができるまで

昭和46年

一級河川に指定し、県で管理することとなる。

昭和47年

中川総合開発事業として実施計画調査を開始。

昭和52年

建設事業着工

昭和57年

工事着手

平成4年3月

完成

大噴水(スカイウォーター120)

「主噴水」・「副噴水」・「霧噴水」で構成されており、
主噴水の噴き出し高さは36.6メートル(120フィート)になります。
5体のモニュメントは、埼玉県の県章の「勾玉(まがたま)」と県鳥の「しらこばと」をモチーフにし、
権現堂調節池に隣接する2県3市町を表しています。モニュメントの高さは3メートルです。

さいたま120年記念事業平成3年は、明治4年に埼玉県が誕生してからちょうど120年に当たることから、本県120年の歴史を振り返るとともに、21世紀へ向けて県民とともに豊かな郷土埼玉を築くため「ふりむいて120、みつめて未来埼玉」をテーマに県内各地に30の記念事業を実施しました。権現堂大噴水は、このうちの1つです。

 

大噴水(スカイウォーター120)運転時間

土曜日・日曜日の下記時間帯(15分間運転、15分間停止を繰り返します)

※運転時間内であっても気象状況(強風等)によって自動停止する場合があります。

  • 10時00分~11時00分
  • 12時00分~13時00分
  • 15時00分~16時00分
  • 19時00分~20時00分

 

水質改善対策

当調節池は湖面延長が約5kmあり、流れがないために滞留時間が長く、夏期には水深が約2mとなります。そのため、毎年7月から9月にかけ日照による水温上昇等の環境条件の変化により、植物プランクトン(アオコ)が発生します。このアオコが大量に発生すると、水面に溜まり、美観・景観が損なわれるとともに、異臭発生や水質の悪化につながります。アオコ発生の抑制対策のひとつとして、細胞のガス胞破壊に注目し、超音波を用いた水質改善対策を行っています。

  • (1)水流発生部:噴流ポンプの原理に基づいて吸引・吐出水流を発生します。
  • (2)整流外筒:水の流れを整え、筒内流と水流発生部の吸引効果を高めます。
  • (3)駆動水ポンプ:水流発生部に駆動水を供給するためのポンプです。
  • (4)駆動水ホース:水流発生部までの駆動水を供給するためのフレキシブルホースです。
  • (5)フロート:吸入口水位を一定に保ちます。
  • (6)超音波照射装置:アオコ細胞を破壊する超音波振動子です。
  • (7)オゾン発生器:殺藻されたアオコを酸化・分解させる効果をもたらします。
  • (8)イオン発生器:池内の水を電気分解し藻類増殖制御、凝集効果をもたらします。
  • (9)制御盤部:オゾン発生器、超音波発生装置、ポンプ制御部等を集中制御します。

処理能力:8,000~9,000立方メートル/日


浄化装置の拡大写真

調節池Q&A

Qつくるのにどのくらいかかったの?
A昭和52年から平成4年3月までの15年間です。

Q調節池にはどれくらいの水が貯められるの?
A4,113,000立方メートルです。東京ドームの約3.3杯分になります。

Qどんな施設があるの?
A利根川の水を出し入れするポンプ場と、中川の水を出し入れするポンプ場があります。
他には、洪水の時に中川の水を入れる越流堰や、それらの施設を1か所で管理できる管理所などがあります。

Q洪水調節(こうずいちょうせつ)って、何するの?
A台風などにより中川の水位が上昇すると、その一部が越流堰から調節池に流入するため、下流に流れる水の量が減り、被害の軽減を図ります。このため、洪水期には調節池の水位を中川の水位より低くしています。

Q水深はどれくらいあるの?
A満水の時で約8メートルあります。

Q調節池にはどんな魚がいるの?
Aコイ、フナ、ナマズ、ウナギ、アユ、ヤマベ、モロコ、ブラックバス、ブルーギルなど。
他にもテナガエビなどたくさんいます。

Q鳥はいるの?
Aカルガモ、オナガガモ、マガモ、カワウ、ユリカモメなどがいます。

Qアオコって、なに?
A簡単にいうと「アオコ」というのは、植物プランクトンです。気温・水温の上昇や、日照時間等の環境の変化によって大量に発生するものです。

ダムカードについて

※当面の間、ダムカードの配布を一時休止いたします。

ダムカードのサンプル画像は以下のとおりです。

 dam_sample

  • 権現堂調節池管理所にお越しいただいた方のみ配布しています。
  • お一人様1枚です。複数枚はお渡しできません。
  • 郵送・電子データ等での提供はしておりません。
  • ダムカードの数量には限りがあります。在庫切れの場合はご御了承ください。
  • ダムカードは無料です。

配布場所:権現堂調節池管理所(〒340-0112埼玉県幸手市大字権現堂1014)
             (杉戸県土整備事務所では配布していませんのでご注意ください)
              ※電話0480-43-2895
配布時間:9時30分~16時30分(平日)※土・日・祝祭日及び年末年始は配布していません。

 

 

お問い合わせ

県土整備部 杉戸県土整備事務所 調節池管理担当

ファックス:0480-43-4631

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