大阪府が18日、新型コロナウイルスの感染が新たに確認されたと発表した86人の中に、同府大東市の同じ中学校に通う生徒6人が含まれていたことが分かった。同校ではこれまでに生徒と教員計2人の感染が確認されており、府はクラスター(感染者集団)が発生した可能性もあるとして調査を進める。
生徒ら8人が通っていたのは大東市立四条中学校。全員が同じクラスの生徒と担任教員で、いずれも軽症や無症状という。同市教育委員会は同校を22日まで休校すると決めた。
府や大東市によると、この学校では15日に女子生徒1人の感染を確認。翌16日には、担任の30代の女性教員の感染が判明した。その後、クラス全員にPCR検査を実施し、18日に新たに6人の感染を確認した。府内の小中高校や大学では過去にクラスターが発生したケースはない。