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コロナ危機でわかった、日本の学校に教職員が「23万人以上足りない」現実

「令和の学校教育」に向けて必要なこと

学校批判と教職員の悲鳴

ネットでは、休校中・再開後の学校が十分な対応をしてくれていないという記事や声があふれています。もう一方で、学校再開後の教職員が膨大な業務に追われているという記事や声もたくさん見かけます。

ウィズ・コロナ状況の中、「学校の対応がひどい」という保護者目線の批判と、「学校の教職員が対応しきれない」という教職員目線での悲鳴とがあるのです。

これら二つの根は一つです。ともに一つの原因から生じているのです。それは、教職員の数が圧倒的に足らないのです。手が足りないから目の前のことしかできない。余裕がないから丁寧な個別対応もできないし、新しい柔軟な工夫も考えられない。

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だから、この事態を打開するには、思い切った教職員の増員しか道はありません。

ウィズ・コロナ時代の学校の緊急事態を乗り切り、ポスト・コロナ時代の学校で高い質の教育を提供するために、教職員の思い切った増員を急いで政策化していただきたいと思います。