長野県内で発表された新型コロナウイルスの感染者は12日からの1週間で7人となった。そのうち5人は県外との往来が確認されている。6月は1人しか確認されていない。

軽井沢町に別宅を持つ都内の男性会社員(30代)が町内滞在中に発症し、12日、6月18日以来23日ぶりの感染者として発表された。県は都内での会食で感染した可能性があるとしている。

その後、15日には松本市の女性会社員(20代)の感染が判明。今月4、5日に東京・新宿の舞台公演を観覧していて、いわゆる「劇場クラスター」の一人とされている。

16日発表の関東管区警察局長野県情報通信部の男性職員(長野市・40代)は神奈川と東京に滞在。17日には愛知県に滞在していた筑北村の男性会社員(20代)、東京から松本市に帰省した男子大学生(20代)が感染者として発表された。

13日発表の長野市の20代男性、18日発表の安曇野市の30代女性は、県外との往来は確認されておらず、これまでのところ、感染経路は不明。

県は17日、東京都、埼玉県に加え、千葉県、京都府、大阪府、奈良県への往来は「必要性を改めて検討し、慎重に判断」するよう県民に呼びかけている。また神奈川県、和歌山県、鹿児島県、宮城県、栃木県、香川県については往来の際、「感染防止策を徹底し、慎重な行動」をとるよう呼びかけている。