京福バス(福井市)は17日、50歳代の運転手が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同社や福井県によると、11日に倦怠(けんたい)感、13日夜に発熱もあったが解熱。医療機関を受診して「異常なし」と診断されたことから、通常通り勤務していたという。
運転手は福井市や同県坂井市にまたがる路線バスのほか、13日と15日には小学校の送迎スクールバスを担当していた。京福バスでは運転席の周囲にシートを貼るなどの対策をしており、福井県は「乗客への感染の可能性は低いとみている」。
記者会見した京福バスの矢崎孝明常務は「乗務前に検温をしていたが、体調不良を把握していなかった」と話した。運転手が担当した4両は消毒し、路線バスの運行ダイヤに変更はない。