静岡県は17日午後5時から記者会見し、新型コロナウイルスに新たに感染した3人について説明しています。

まず、新たな感染者3人の内2人は、すでに複数の感染者が判明している熱海市内のカラオケを伴う飲食店の利用者で、この店を利用した感染者はこれで6人となります。

2人の内1人は熱海市の60代男性で職業および同居家族については公表を望まないとしています。

また、もう1人は伊豆市の60代の無職の男性で同居家族はありません。

◆103例目

最初の男性は7月6日に熱海市内のカラオケを伴う飲食店を利用、その後は普通に生活していましたが、11日夜になって発熱、倦怠感、咳の症状があり、その後は自宅で過ごしていました。

15日には症状はおさまりましたが、熱海市のカラオケを伴う飲食店の利用についての呼びかけを受けてPCR検査を受け16日に陽性が判明しました。

◆104例目

また、伊豆市の男性は7月7日に熱海市内のカラオケを伴う飲食店を利用、軽い咳などはありましたが、15日に保健所から濃厚接触者の連絡を受け16日にPCR検査で陽性が判明しました。

熱海市のカラオケを伴う飲食店については、保健所の調査により今回の2人を含め、これまでに6人の利用が判明し、県は感染者集団(クラスター)と判断しました。

県はカラオケを伴う飲食店の名称「クレッセント」を公表し、7月1日から11日の間に利用した人は熱海保健所に連絡するよう呼びかけています。

◆105例目

また、このクラスターとは別に、島田市で1人の感染が確認されています。

感染者は性別、年代、職業、同居家族ともに公表を望まないとしています。

この感染者は週に2回、新幹線で県外の会社に勤務し、その他の日は在宅ワークということで、7月7日、9日には県外で勤務していました。

11日には発熱があり自宅で過ごしましたが、翌12日には解熱し様子を見ていたところ、15日になって県外の仕事関係者の陽性がわかったことから翌16日にPCR検査を受け陽性が確認されました。

濃厚接触者については調査中ということです。

県内の新型コロナウイルス感染者はこれで105例となりました。