マスク着用求められ刺した疑いの男、警察が射殺 米ミシガン州

Grab from footage released by Michigan State Police, 14 July
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ミシガン州警察は女性保安官代理と容疑者がもみあいになる様子を捉えた動画を公開した

アメリカ・ミシガン州ダイモンデールの店舗で14日早朝、マスクの着用を求めた男性客を刺した疑いのある男が逃走した。男は約30分後、店舗から約10キロ離れた場所で警官に射殺された。

射殺されたのはショーン・ルイス容疑者(43)。

警察によると、ルイス容疑者はミシガン州ランシング近郊のコンビニエンスストアで、77歳の男性客からマスクをしていないことをたしなめられた。容疑者は男性客を刺し、車で逃走したという。

その後、女性の保安官代理がルイス容疑者の車を停止したが、容疑者が飛びかかってきたため発砲したという。

男性客は入院中で、容体は安定しているという。

警察が動画を公開

ミシガン州警察が公開した動画には、1台のパトカーが、ルイス容疑者運転の車を停止させる様子が映っている。ルイス容疑者が保安官代理に近づき、2人は少しの間取っ組み合いになった。その後保安官代理は容疑者を撃った。

容疑者は病院へ搬送されたが死亡が確認された。

警察は容疑者が武器を所持していたとしている。

アメリカでマスクをめぐる口論が悲劇的な結末をむかえたのは今回が初めてではない。

先週には、カリフォルニア州南部ガーデナの店舗で、警備員がマスクをせずに入店した客を射殺し、殺人罪に問われた。