公明党と創価学会の関係が気になる・・・誰にも聞けない政治のこと

公明党の話をすると必ずと言っていいほど出てくる創価学会の話。いったいどのような関係なのでしょうか。創価学会の友人知人がいてもなかなか聞けないですよね。今回は公明党と創価学会の関係をまとめてみました。

更新日: 2020年06月29日

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moodnさん

公明党とは?

公明党は、1961年に「創価学会」という宗教団体の池田大作会長が結成した「公明政治連盟」という組織が始まりです。
で、3年後の1964年には公明政治連盟が「公明党」という改名し、現在の公明党は生まれました。

その後、単独で大きな議席を取ることはありませんが、1993年には「非自民・非共産の政党で組まれる連立政権」に参加し、政権を担うことになります。

しかし、1999年からは立場を一転し自民党と組み、以降は現在まで自民党と政権を組むことになります。

公明党はあくまでも「中立」の立場なので、時代によって自民党側にも、反自民党側にもつくことができる政党なのです!

公明党の歴史

1961年(昭和36年)11月27日「公明政治連盟」結成。
1962年(昭和37年)4月2日機関紙「公明新聞」創刊。
1964年(昭和39年)11月17日「公明党」結成大会開催。
1965年(昭和40年)6月14日東京都政浄化の主張が実り、都議会リコール解散。
7月4日第7回参院選で11人当選。
7月24日都議選で23人全員当選。

1967年(昭和42年)1月29日第31回衆院選で25人当選(衆議院に初進出)。
5月イタイイタイ病を初めて国会で取り上げる。
1969年(昭和44年)3月8日「児童手当法案」を発表し、国会へ提出。
12月28日第32回衆院選で47議席となり、第3党に。
1971年(昭和46年)5月21日公明党の主張で政府が提出した「児童手当法案」が成立。
6月15日党第1次訪中団出発、中日友好協会代表団との共同声明に調印。
1975年(昭和50年)4月28日統一地方選の結果、地方議員3千300人に。
1976年(昭和51年)12月14日衆議院での院内名称を「公明党・国民会議」と改称。
1979年(昭和54年)10月7日衆院選で58議席(国民会議含む)獲得。
1980年(昭和55年)6月22日衆・参同日選挙。衆院34議席に後退。

1982年(昭和57年)6月10日核兵器廃絶を求める1000万人の署名を国連事務総長に提出。
1983年(昭和58年)第33回党全国12月18日衆院選で結党以来最高の59議席(国民会議含む)獲得。
1986年(昭和61年)7月衆・参同日選挙。衆院57議席、参院選比例代表で743万票獲得。
1992年(平成4年)7月参院選で6選挙区全員当選、比例区8人当選。比例区では641万票を獲得。
1993年(平成5年)7月18日 第40回衆院選で52名当選。
8月9日細川連立内閣が正式に発足、公明党から4人が入閣。
1994年(平成6年)4月28日 羽田新内閣が発足。公明党から6人が入閣。
6月25日 羽田内閣総辞職。
11月5日 第33回党全国大会。
12月5日 「分党・二段階」方式で、「新進党」へ参加の方針を決定。
12月10日 地方議員中心の「公明」を結成。「新進党」結党大会。

1997年(平成9年)7月6日 東京都議選 21選挙区で24人全員当選。
12月27日新進党 両院議員総会で解党宣言。
1998年(平成10年)11月7日「公明」と「新党平和」が合流、公明党を再結成。
1999年(平成11年)10月5日自民、自由、公明の「自自公」連立内閣が発足。
2000年(平成12年)4月5日 森内閣が発足。新たな「自公保」連立政権がスタート。
6月25日第42回衆院選。31議席、比例票では過去最高776万票。
2001年(平成13年)4月26日第1次小泉内閣発足。「自公保」連立政権継続。
2003年(平成15年)11月19日第2次小泉内閣において「自公」連立政権となる。
2005年(平成17年)9月11日第44回衆院選、比例区で過去最高得票の898万票を獲得。小選挙区で8、比例区で23、計31議席を確保。

2006年(平成18年)9月26日 安倍内閣発足。「自公」連立政権継続。
9月30日第6回公明党全国大会で「新宣言」を発表。
2007年(平成19年)
9月26日福田内閣発足。「自公」連立政権継続。
2008年(平成20年)
9月24日麻生内閣発足。「自公」連立政権継続。
2009年(平成21年)8月30日 第45回衆院選で21議席に後退。比例票は805万票。
9月8日 臨時全国代表者会議で山口那津男新代表を選出。
2010年(平成22年)7月11日第22回参院選で選挙区3議席、比例6議席を獲得。比例票では763万票。
2011年(平成23年)4月10日 第17回統一地方選挙前半戦で331人(推薦1を含む)が出馬し、329人(同)が当選。
4月24日 第17回統一地方選挙後半戦で1263人全員当選(うち30人が無投票当選)。

2012年(平成24年)12月16日 第46回衆議院総選挙。擁立した9選挙区で結党以来初となる「選挙区完勝」。比例区でも22議席、合計31議席を獲得し、前回比10議席増の躍進。比例票では711万票を獲得。
12月25日 自民党との連立政権樹立を合意。3年3カ月ぶり。
12月26日自公連立政権による第2次安倍内閣が発足。
2013年(平成25年)6月23日 東京都議会議員選挙。23人全員当選し都議会第2党となった。都議選の完勝は1993年以来6回連続。
7月21日第23回参議院議員選挙。埼玉、東京、神奈川、大阪の4選挙区で完勝、比例区でも7議席を獲得し、改選10議席を上回る11人が当選。比例で756万8080票を獲得し、初めて比例区で第2党の座に就いた。参院で与党が少数の“ねじれ”が解消。

2014年(平成26年)12月14日第47回衆議院総選挙。9小選挙区で完全勝利し、比例区でも全国11ブロックで4増の26人が当選。小選挙区比例代表並立制で最多となる計35議席を獲得。比例区では731万票を獲得。
2015年(平成27年)4月12日 第18回統一地方選挙前半戦で345人(推薦1を含む)が出馬し、344人(同)が当選。
4月26日第18回統一地方選挙後半戦で1248人が出馬し、1245人が当選(うち42人が無投票当選)。

公明党の支持団体、創価学会

政党にとって、支持団体は非常に大切です。

各政党は、その支持団体に有益な政策を建てるかわりに、選挙の時にガッツリとその政党の候補者に投票をしてもらいます。

創価学会
公明党の特徴は何と言ってもコレ!

日本でも最大級の宗教団体、創価学会という宗教が支援をしている、という部分です。

創価学会は公称で「日本では827万世帯、世界では192カ国に会員がいる」宗教団体です。

827万世帯ってすごいですね!例えば、1世帯3人家族だとすると約2,500万人に会員がいることになります。日本の人口の5分の1です。笑

で、そんな創価学会が公明党を支援しているのです。

というか、元々公明党を作ったのが創価学会の三代目会長である池田大作さんなので、「創価学会の政党」といっても過言ではありません。

なので、選挙時には、全国に散らばる創価学会のメンバーが総力を挙げて、公明党を応援するのです!

日本では10人に1人が創価学会員といわれていますので、あなたの周りにもたくさんいるのかもしれません。

宗教団体が政治に参加ってあり?

宗教団体が政治に参加していいの?

日本には、宗教と政治を分けよう、という政教分離の考えがあります。

で、度々「公明党って、政教分離のルールに反してない?」という議論が起ります。

結論から言うと、公明党はセーフです。

かつて(1970年頃まで)は、公明党は結構ゴリゴリに創価学会の考えを前面にだしており、それが政教分離に引っかかっていて、多くの批判が出ていました。

なのでそれ以降、公明党は自ら「政教分離」を唱え、創価学会の考えを表に出さないように引っ込めたのでセーフ、という感じですね!

今ではあくまでも「創価学会は、公明党の支援団体のひとつ」という形です。

宗教団体が、政党の支援団体っていいの?

これは全然オッケーです。

宗教団体の思想を政治に反映させるとアウトですが、宗教団体に支援してもらうだけなら全然オッケーです。

現に、自民党は日本各地の神社で構成される「神道政治連盟」やその仏教バージョンの「全日本仏教会」からの支援を受けています。

民進党も「立正佼成会(りっしょうこうせいかい)」や「天理教」などからの支援を受けています。

創価学会とは?

創価学会は、大乗仏教の真髄である日蓮大聖人(1222~1282)の仏法を信奉する団体です。
その目的は、仏法の実践を通して、一人一人が真の幸福境涯を確立するとともに、生命の尊厳を説く仏法哲理を根本に、恒久平和、豊かな文化、人間性あふれる教育の創造を推進し、人類社会の発展に寄与することにあります。
1930(昭和5)年の創立以来、日本では827万世帯、海外にも192カ国・地域の会員が日蓮大聖人の仏法を実践し、各国の繁栄と平和を願い、活動しています。
「創価」とは価値創造を意味しています。その価値の中心である「生命の尊厳」の確立に基づく「万人の幸福」と「世界の平和」の実現が、創価学会の根本の目標です。
日蓮大聖人は「自分の幸福を願うならば、まず周囲の平和を祈るべきである」と述べ、個人の幸せは世界の平和・安穏なくしてはありえないと説いています。その意味で創価学会は、一人一人の幸せのみならず、真の平和・幸福社会の実現を目指しているのです。

創立について
創価学会は、1930(昭和5)年11月18日、初代会長牧口常三郎先生と第二代会長戸田城聖先生(当時理事長)によって創立されました。この日は、牧口先生の 『創価教育学体系』第1巻が発行された日です。同書の奥付に戦前の会名「創価教育学会」の名称が初めて現れたことをもって、この日を創価学会創立記念日としています。

世界規模へと発展
発展の礎を築いた恩師・戸田先生の下で薫陶を受け、1960(同35)年5月3日に第三代会長に就任した池田大作先生は、創価学会の発展に尽力し、今日では世帯数827万を数えるに至っています。また、1960年10月、池田先生は海外の会員を激励するため、アメリカ合衆国とブラジルを初訪問しました。以来、今日までの海外訪問国数は54カ国・地域に及んでいます。こうしたなか、1975(同50)年1月には、日蓮大聖人の仏法を信奉する各国の会員が参加し、SGI(創価学会インタナショナル)が設立され、大聖人の仏法を基調とした活動は世界へ着実に広がっています。

創価学会は日本だけじゃないのですね!

創価学会の代表 池田大作

1928年(昭和3年)1月2日生まれ。東京都出身。富士短期大学卒。
1947年(同22年)、19歳で創価学会に入会。戸田城聖先生(当時理事長)に師事する。1960年(同35年)、創価学会第三代会長に就任。約20年間の在任中に、創価学会の飛躍的・国際的な発展をもたらす。1979年(同54年)、名誉会長に就任。1975年(昭和50年)、SGI(創価学会インタナショナル)の会長に就任。
世界平和を希求する仏法者、人間主義の活動家として、これまで世界54か国・地域を訪問し、各国の指導者、文化人、学者等と会見、対談を重ねる。
創価学園・創価大学・アメリカ創価大学のほか、(財)民主音楽協会、(財)東京富士美術館、(財)東洋哲学研究所、牧口記念教育基金会、戸田記念国際平和研究所など教育・音楽・美術・学術の諸団体を創立。
「国連平和賞」をはじめ受賞多数。モスクワ大学、ボローニャ大学などから名誉博士号等の称号も贈られている。
主な著書に、小説『人間革命』(全12巻)、『二十一世紀への対話』(A・トインビーとの対談)など。また、『さくらの木』などの童話や、『青春対話』など青少年向けの著作も数多い。

創価学会の歴史

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