2014年6月1日に営業再開した、福島県双葉郡楢葉町にある常磐線「竜田駅」に行って来ましたー。

2011年3月11日発生の東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故により運行を休止していた常磐線「竜田駅」が2014年6月1日に営業を再開。未だ常磐線は竜田~原ノ町間と相馬~浜吉田間が運行休止である中、今現在、東京方面からの終点であるその「竜田駅」がどんなかなーって思ったんで、行って来てみましたー。

更新日: 2014年08月16日

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入り口には「食品放射能簡易分析測定所」と張り紙が。

じゃあそろそろ「竜田駅」のほーまで戻って、駅から300メートル程のところにある「龍田神社」へ向かいまーす。道順は「おたほ亭」ご主人に教わったんで、もうひとりでも迷わないもん!

「竜田駅」から「ここなら商店街」まで辿ったのとは異なる道をしばらく歩いて行きましたが、そちらでは、家の中から人の笑い声が漏れ聞こえて来ました。その周辺家屋の多くは無人のようですし、これからどれ程の人がこちらに移り住んで行くことになるのかわからないのが現状です。それぞれの考え方を尊重し合いながら、それぞれの復興への道筋を支援してあげられたらいいのにってなことを、歩きながら思ったりしたのでしたー。
凄っげー暑いから、ぼんやりとだけどねー。

さっき、ちょっち歩いた辺りを辿りながら(ちょぴり不安な気持ちを抱きつつ)少し行くと、あれ鳥居なんじゃね?

あー、少し離れたとこから見えてた鳥居がこりかー。
民家のお隣に立ってるんだー。

本来ならば本日8月14日には「夏祭」が催されていた。

ひっそりとした「龍田神社」境内。隣には、現在は使用されていない「楢葉町立楢葉北小学校」があります。こちらの生徒たちは、いわき市に完成した仮設校舎で授業を行っています。

「龍田神社」にも来たし、んじゃあ後の予定としては、ここから4キロぐらい離れたとこにある「東京電力(株)福島第二原子力発電所」を目指して歩いて行くってーのだなー。やっぱ凄んげー暑ちーし、疲れたしめんどくさくなっちったからもう行くの止めちまおーかなーとかって思ったりしたことは内緒でーす。
とりあえず、線路越えて行けばよかったんだよなー。しっかし暑っちーなー。(相変わらず道順うろ覚え)

現在は不通であるため、草が生い茂っています。
左奥が「龍田神社」。

「竜田駅」からこちらへは電車は走らないため、こちらにも草が。

暑い中、ひたすら歩いたっす。
時折、木立の間から涼しい風が流れ出ては来るんすけど、そんなんはほんの一瞬。
辺りには、あちこちに飛び交う沢山のオニヤンマの姿が。
捕まえてーなーオニヤンマ。
常に、こちらで合っているのかという不安を抱きながら歩き続けると、
やがて、前方に・・・

「竜田駅」から4キロ程のところにある「福島第二原発」施設が見えて来ました。

原発施設が見えて来ると、左側に「龍蔵寺」が位置する高台も見えて来ます。岩場の間にある階段を上がると「龍蔵寺」があります。

おそらく「龍蔵寺」の石塔。「龍」の文字が刻まれています。以前見たこちらの場所を映した画像ではこのように放置されてはいなかったので、現在、なんらかの修理等が行われているのだと思います。

「福島第二原発」近くに位置しています。以前の画像と比べると、周囲は大分整備された様子。多くのお墓には花が供えられていて、撮影時にも墓参りの方々がいらっしゃっていました。

周辺は厳重に封鎖されているわけではなく、簡単に入り込むことが出来るような状態です。

「除染廃棄物」の脇を通り、海岸線まで繋がっている未舗装通路を進んで行くと、コンクリートの岸壁部で行き止まりとなりました。

これ以上、こちら側から原発施設に近づくことは出来ないみたいでした。
現在は不通の「富岡駅」方面からのアプローチもあるんだろーけど、本日は断念。
何しろ、こりから「竜田駅」までの辛い4キロの道のりをまた歩いて行かなければならないんで。
そんなへばってる状況下で、来た道と異なる「龍蔵寺」脇から244号線へと抜ける道筋と、単なる畦道を間違えちって、道が途絶え行き止まりになるまでのそーとーな距離と時間を無駄に消耗し、気分的にも体力的にも大打撃を受けちったことは内緒でーす。