ツイッターで講談社(東京・文京)の社員に対し無差別殺人を予告する文章を投稿したとして、警視庁大塚署は17日までに、威力業務妨害の疑いで沖縄県読谷村波平の職業不詳、下地寛之容疑者(44)を逮捕した。「小説が1次審査で落ち続け、納得がいかなかった」と供述しているという。
講談社によると、昨年に主催した2つの文学賞に下地容疑者から小説の応募があり、いずれも落選した。広報室は「京都アニメーション放火殺人事件と同様の事件につながりかねない。捜査では模倣犯か触発された犯行なのか明らかにしてほしい」とコメントした。
逮捕容疑は5月14日、ツイッターで講談社を名指しし「編集長のところに行ってズタズタのぼこぼこに殺してやる」「編集部の全員を刺し殺す」などと危害を加える内容の文章を複数回投稿した疑い。
講談社は警備を強化し、5月下旬に大塚署へ被害届を提出した。〔共同〕