この記事は私がまとめました

daiba49さん

「政教一致は内閣の意思しだいでどうにでもなる

公明党はもともと創価学会の政治部門として生まれた「平和」を党是とする政党だ。その源流は、創価学会初代会長の牧口常三郎が治安維持法で投獄され、獄死した歴史にある。カリスマ池田大作名誉会長の自伝的小説『人間革命』は〈戦争ほど、残酷なものはない〉という書き出しで始まっている。

「公明党と創価学会の関係は長い間、『政教一致』と騒がれてきた。内閣法制局の発言の積み重ねで『政教分離』になっている。もし内閣が法制局の答弁を変えた場合、『政教一致』が出てきてもおかしくない。そういうことがない状態で着地点を見いだせば、きちんと収まる」などと語った。
 ハッキリ言ってこれは脅しだ。

正木正明理事長と谷川佳樹副会長の権力闘争

連立離脱”が具体的に囁かれるようになると党にも学会にも動揺が広がった。とくに翌2015年に統一地方選を控えていたこともあって、谷川派がしだいに優勢になっていった。例の飯島発言も、谷川派からの入れ知恵だった

創価学会が安倍や菅ら官邸に“借り”をつくった

維新は公明党が候補者を擁立する関西の6選挙区で橋下徹大阪市長、松井一郎大阪府知事を含む維新候補擁立に動いていた。ところが、維新は公示日直前に公明党が候補者を立てるすべての選挙区での擁立を一方的に見送った。このおかげで北側一雄副代表(大阪16区)ら関西の公明党候補は全員当選を果たした。
 水面下で動いたのは、かねてより菅義偉官房長官と太いパイプのあった東京の創価学会本部の佐藤浩副会長(広宣局長)だったという。
 佐藤は関西での維新と公明党の全面戦争を避けるため、菅と密かに会談し、公明党への対立候補擁立を止めるよう、維新を説得してほしいと頼み込んだというのである。創価学会が安倍や菅ら官邸に“借り”をつくった瞬間だった。

与野党協議の公明側の代表は北側が務めることになっていた。その北側が、官邸の助けを借りてなんとか当選できた

公明党の綱領には「人間・人類の幸福追求を目的」とする政党だと記されており、「平和の党」とも言われているのだとその理念について説明した。

ところが最近は、連立与党を組む自民党の考えに近くなり、公明党を支持してきた一部の創価学会員からは「平和の党だと思っていたら最近すっかり自民党寄りじゃないか」と批判する声も出てきているのだという。

番組はここで、今月8日に学会員が公明党本部を訪れ「安全保障法制関連法案の白紙撤回を求める請願書」の署名簿を提出する様子を紹介していた。

1