20秒に1機、航空機が発着できる。海上都市「空母」をつくる。
ステップ1 空港を作る
フライトデッキは「ノンスキッド処理」が施されている。この処理によって、天候や航空機の種類、人員、装備を問わず、決して滑ることはない。滑走路は中央に加え、もう1本斜めに配置されている。衝突の危険なしに同時に離着陸を行うためだ。
ステップ2 航空機を発進させる
陸上の空港に比べて空母の滑走路は短い。そのため、発進にはひと工夫必要になる。まず、空母を風上に向けて航行することで、空母の速度と向かい風の力を飛行機に加える。そして、空母には「カタパルト」と呼ばれる装置によって航空機を発進させる。乱暴に言えてしまえば、パチンコで航空機を飛ばすような装置だ。
ステップ3 帰還した航空機を止める
発進と同様に着艦も普通に行うことは出来ない。帰還する航空機はまずフックを展開。それを艦上に用意されている鉄製のケーブルに引っ掛けて着艦するのだ。難易度の高い仕事だが、必ずしも1回で成功させる必要はない。失敗しても再度上昇し、再チャレンジできるだけの余裕があるからだ。
巨大な空母は国家防衛の前線基地だ。