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日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2020年6月の訪日ベトナム人の数は前年同月比▲99.7%減の100人だった。訪日ベトナム人数は、2012年1月から今年2月まで8年2か月連続で各月の最高値を更新していたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により3月以降は減少に転じている。
2020年1~6月期では、前年同期比▲56.0%減の11万1500人となり、前年同期の25万3247人を約14万1700人下回った。
2020年6月の訪日外国人の数は前年同月比▲99.9%減のわずか2600人に落ち込み、9か月連続で前年同月を下回った。1~6月期では、前年同期比▲76.3%減の394万7000人となり、前年同期の1663万3614人を大きく下回った。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、日本で検疫強化や査証の無効化などの措置が引き続き取られていること、また多くの国でも海外渡航制限などの措置が取られていることから、3か月連続して22市場全てで訪日外国人数がほぼゼロに近い数字となった。
ベトナムは、1月末以降ベトナム政府および観光関係団体による感染予防措置が取られたほか、3月13日以降は在ベトナム日本国大使館での査証発給が制限されたこと、また3月28日以降は日本での検疫強化や査証の無効化などの対象となったため、訪日ベトナム人数は前年同月を大幅に下回った。
日本への直行便は7月も大幅な運休・減便となっているものの、日越政府は6月19日に両国間の出入国の制限を部分的・段階的に緩和していくことで合意した。