ヤッコの採取については、10月11日付け以下のURLにて掲載しましたが、ヤッコは個体サイズに拘らず、基本的に岩穴へと隠れ込みます。

https://blogs.yahoo.co.jp/uchidasantinoumi/41109013.html

その為、複雑な岩盤形状の深い穴へ逃げ込まれたら、追い出すまでに時間を要して長期戦は必至となります。

これに代わってチョウの場合、5センチ程度の小さめの個体は、岩穴に逃げ込む種類も居ますが、基本的には一気に逃走します。(3センチ程度の幼魚は岩穴やサンゴなどに隠れ込みます。)

チョウの中では、イッテンやミゾレが素早く逃走する代表格ですが、それ以上に素早く最も手間が掛かるのはフエヤッコです。
この他にツノダシも逃げ足は素早いのですが、ツノダシは水深3m以下の浅い所にも多く、ある程度追い込むと隠れ込むので、フエヤッコに比べれば、苦戦する事はありません。
しかしながら、フエの場合は殆ど水深5メートル以上の深い場所にしか居らず、特にキングサイズのフエともなると、ドン深勝負が前提となり、隠れる事なく素早く逃走しまくるので、追走しながら潜水の繰り返しとなります。
その状況下で、逃げ場を塞ぎ込めそうな障害物に近付いたら、一気に潜水して網を捌いて仕留めるワケなのですが、このキングフエをドン深で仕留められてこそ、一人前の素潜り採取技量が腕に付いたと判断出来ます。

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画像は過去に採取したものですが、このキングサイズのフエは何度も採取したものの、上記の通り採取は非常に疲れるので、必要以上に勝負はしない様にしています。