私が生命保険会社の総合職から転職をした最も大きな理由




転職を決意した理由や動機、きっかけは人それぞれだと思います。

実は、私が生命保険会社の総合職から転職することを決意した理由も1つではありません。

しかし、その中で私が生命保険会社の総合職から転職することを決意した最も大きな理由は、その会社で自分が担当していた仕事がなくなってしまっことです。

その部門で働くことは自分の肌にも合っていて大好きな仕事だったのですが、組織の見直しで社外に移管されてしまいました。

本社でもポストも限られていたので、将来的にもそれまで積み上げてきた業務知識やキャリアで仕事ができる可能性はほとんど無くなってしまいました。

生命保険会社には他にも仕事がたくさんあるだろうと言われそうですが、「生命保険」の営業現場をどうしても好きになれなかった自分にとっては、社外で自分が生きる道を探すしかありませんでした。

今回の記事では、どうして私が社外で自分が生きる道を探す決断をしたのかについてご紹介したいと思います。

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どうしても「生命保険」の営業現場が好きになれなかった

私が大学を卒業する時に就職先として選んだのは「生命保険会社」でした。

もちろん生命保険業界への就職は第1希望で、その中でも出身大学のOBが数多く活躍している会社に就職することができました。

私が就職先として生命保険会社を選んだ理由は、次の3点でした。

  • 「生命保険」は世の中に必要な商品であり、自信をもって販売することができる。
  • 「生命保険」に関わることによって、世の中に貢献することができる。
  • 「資産運用部門」では「海外勤務」を経験できる可能性がある。

仕事を通じて世の中に貢献したいと思っていた私にとって、「生命保険」という商品は自分の夢を叶えてくれる商品のように思えていました。

しかし、生命保険会社に入社後、地方の支社(支店)に配属された私を待っていたのは、自分が考えていた「生命保険」は、ただの幻想だったという現実でした。

特に、毎日の会社生活の中でも、次の3つの点は私を悩ませ続けました。

  • 内向的な性格の自分にとって、「生保レディ」と呼ばれる人達との仕事は苦痛以外の何物でもなかった。
  • 「生命保険」契約の獲得は困難を極め、計画達成のためには手段を選ばず、時として不正も行われた。
  • 深夜までの残業や休日返上での仕事は当たり前でお盆と正月以外は休みなし、自宅に居る時にはただ身体を休ませるだけの生活であった。

私は支社(支店)勤務で「生命保険」という商品がすっかり嫌いになってしまったのですが、なんとか希望する「資産運用部門」への異動が叶うように、日々の仕事には真剣に取り組み、業績を積み上げました。

また「海外で勤務する」という夢が叶うように、独自に英語の勉強を続けていました。

「資産運用部門」への異動がかないやっと自分のやりたい仕事に巡り合えた

地方の支社(支店)に配属された数年後、私は現場での頑張りが認められたのか本社の資産運用部門へ異動になりました。

資産運用部門では、全国から集められた資金を「株式」「債券」「外国証券」といった国内外の有価証券の他、個人や企業への「貸付金」、国内外の「不動産」などに投資して、生命保険会社が保有する資産を増やすことを業務としています。

その中で、私は国内外のマクロ経済の分析の他、国内企業への貸付金の審査、外国有価証券への投資判断、外国有価証券の管理業務などを担当しました。

支社での業務に絶望感を味わっていた私でしたが、資産運用部門での調査・分析業務や、外国有価証券の管理業務は自分の肌にも合い、やっと自分がやりたかった仕事に巡りうことができたという実感がありました。

特に、海外の株式市場の決済制度や税制については独自にも研究を行い、専門知識とキャリアを積み上げていきました。

また、社内外で英語の勉強も続け、毎年海外勤務の希望も出し続けました。

これ以上「資産運用部門」での仕事ができないことがはっきりした

実は生命保険業界は、バブル経済の崩壊以降大きな変革期を迎えていました。

2000年前後には、数多くの中小生命保険会社が経営破綻をして、外資系生命保険会社がスポンサーとなりました。

何とか生き延びた生命保険会社も、国内人口減少に伴う売り上げの減少と運用収益の低下により、経営環境は厳しさを増していきました。

そんな環境下で、私が働いていた生命保険会社でも表には出ないリストラが続いていて、間接部門の人員縮小や管理職人員数の削減が行われていました。

特に資産運用部門では管理部門の外部委託が積極的に行われていて、私が担当していた外国有価証券の管理業務は、全ての業務を外部に委託することになりました。

実務担当者は仕事と一緒に外部の企業に出向することになりましたが、私に関しては外部にポストがありません。

管理職の人員削減も行われていたので、本社の資産運用部門にも私が担当できるポストがありませんでした。

再び支社(支店)に異動となり希望退職制度に応募した

どうやら人事部門では、将来的には支社(支店)で事務を統括する管理職や営業所長(支部長)として仕事をしてほしいと考えていたようで、私は再び地方にある支社の事務担当者として異動になりました。

10年ぶりに支社(支店)で仕事をしたのですが、残念ながら将来にわたりこの職場で仕事をし続ける自分を見つけることができませんでした。

この会社では毎年希望退職者を募り人員削減を進めていて、この年の年末には適用する年齢を引き下げて募集人員を増加させたことから、私も希望退職制度に応募をして転職することを決意しました。

まとめ

私は生命保険会社で働いていましたが、どうしても「生命保険」の営業現場を好きになれませんでした。

その後、幸いにも生命保険会社の中で自分の居場所を見つけることができたのですが、その部署が縮小され最後には外部に移管されてしまいました。

引き続き生命保険会社で働くことも可能でしたが、自分としてはそれまで積み上げてきた専門知識とキャリアを活かして仕事をしたいという思いが強く、転職することを決意しました。

日々の会社生活で我慢を続けるよりも、何かにチャレンジをしたかったのかもしれません。

その後、実際には転職活動で苦労をすることになるのですが、自分ではその時の決断は間違っていなかったと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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