中華料理店で見る「回転テーブル」は日本発祥?! 現存する最古の回転テーブルが目黒にあった
お洒落な街並みやハイセンスなお店が人気の目黒(東京)。そんな目黒にあって風流な時間を体験できるのが、総合結婚式場の「雅叙園(がじょえん)」です。この雅叙園には中華料理店でよく目にする「回転テーブル」の現存する最古のテーブルがあるそう。
目黒の「雅叙園」ってどんなところ?
江戸庶民の行楽地だった目黒は、坂の多い街。中でも江戸の中心と目黒を結んだ行人坂(ぎょうにんざか)は、かつては一番上から富士山が見える景勝地でした。
その行人坂を下った先に、雅叙園(ホテル雅叙園東京)があります。
雅叙園は、昭和6年に創業した日本初の総合結婚式場。
2017年にリニューアルし、宿泊もできるようになりました。
雅叙園は、実は隠れた散策スポットでもあるのです。
見どころ①インスタ映えする日本庭園
まずご紹介するのが、日本庭園。
涼を感じさせてくれる滝や池、色とりどりの錦鯉などを眺めながら歩いていると、リッチな気分に浸ることができます。
インスタ映えすることでも人気だそうなので、ぜひスマートフォンやカメラを片手に散策したいですね。
見どころ②豪華絢爛な館内
続いてご紹介するのは、雅叙園の建物の中。こちらの廊下は、江戸を描いた作品で彩られています。
一見すると絵が並んでいるように見えますが、実はこれらは木彫りの彫刻作品。角度を変えて見ると立体的であることが分かります。
この廊下に飾られている作品の多くは、創業後間もない頃に作られたものだそう。江戸の風景や人々の様子が生き生きと伝わってきますね。
創業当時の玄関を再現したエリアもあります。※宿泊・式場利用で見学可
現在は、宴会場の入り口となっているエリアですが、当時はこちらの豪華な玄関で訪れた方々をお迎えしていたとのこと。
雅叙園は夢の世界へ誘う、「昭和の竜宮城」として造られたのです。
見どころ③現存する最古の回転テーブル
最後にご紹介する見どころは、創業当時から続く中華料理店「旬遊紀」にあります。雅叙園は中華料理にこだわってきたそうで、味はもちろんの事、「ある仕掛け」でもお客さんを楽しませてきました。
その仕掛けというのは、旧雅叙園を再現した個室にある「回転式のテーブル」!
実は、中華料理の定番「回転テーブル」は日本発祥だそう!ご存じでしたか?
回転テーブルは日本で生まれ、台湾経由で中国大陸へ伝わったそう。
旧雅叙園を再現した個室のうち「玉城(ぎょくじょう)」というお部屋に、日本に現存する一番古い回転テーブルがあり、昭和の初期から使われているのだそうです(公式HPより)。
そのお部屋の内装は、まさに豪華絢爛。
雅叙園こだわりの中華料理を、日本で生まれたテーブルで味わう…目と舌の両方が喜ぶひと時を過ごせそうですね。
美しい庭園や豪華絢爛な館内、そして江戸の様子が分かる作品や日本発祥のアイテムなど、雅叙園には見所がたくさん。都会の喧騒を忘れたい時や、感性を磨きたい時に訪れてみてはいかがでしょう?
ホテル雅叙園東京(公式HP)
東京都目黒区下目黒1-8-1