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 ハードディスクを内蔵しない家庭用のプリンターやスキャナーには、そもそもデータが残りません。そのため、廃棄の際に自分が印刷したデータの漏えいを心配をする必要は、まずないといっていいでしょう。

 一方、ハードディスクを搭載している企業向けのデジタル複写機や複合機には、ハードディスクの容量分だけデータが残ってしまいます。このデータは、複写機メーカー各社が独自のファイル形式でハードディスクに書き込んでいます。そのため、廃棄後の複写機からハードディスクを取り出しても、それをパソコンなどに接続してデータを読み出すのは非常に困難です。

 しかし、個人情報を扱う業者や自治体などでは、データ漏えいの可能性が少しでもあるなら用心しておきたい、という声もあります。そのため、キヤノン、シャープ、富士ゼロックス、リコーなどでは、下図のようにハードディスク上のデータを、印刷などの作業が終了する度に上書き消去するサービスを提供しています。企業が必要に応じてオプションで購入できるセキュリティキットの一部にこうした機能が含まれているのです。セキュリティキットの価格は、メーカーや対応する複写機の機種によって異なります。こうした機能を導入すると、ハードディスク上にデータが残らず、廃棄の際に改めて無意味なデータでハードディスクを上書きしたり、物理的に破砕する必要もなくなるのです。また、廃棄の際だけでなく、社内で複写機を使用している際の情報漏えいを防ぐ働きも期待できます。

【ハードディスク搭載の企業向け複写機ではデータ消去が必要】